教職基礎論(栄養)-1

短大栄養科 4/15

半年間の予定

・本講義は教員免許(栄養教諭・中学家庭科)取得に関わる授業であり、特に「教職の意義」に関わる領域を扱う。
・「教育基本法」や「地方公務員法」および「教育公務員特例法」、「地教行法」など、法令に規定された教職の地位や身分、義務について理解する。
・「教員に求められる資質・能力」について、背景となる教育課題とともに理解を深め、「教職の専門性」に対する自覚を持つ。
・「学校」という組織と職務分掌について理解する。

今回の内容(予定)

教育基本法の核心を押さえる

・「教育基本法」には、日本の教育が目指す根本的な理念が示されている。
・日本の教育の目的は「人格の完成」である。
・「人格の完成」とはどういう状態か?
・そもそも「人格」とは何か?
・「教育基本法」における教師の位置づけ。
・修養と研修。

「教師」に必要な資質・能力を把握する

・社会の変化=グローバル化・情報化・少子高齢化
・高度化、複雑化する課題への対応。
・「不易」と「流行」。
・不易=時代や地域によって変わらないもの。熱意や使命感、教育的愛情。
・流行=時代によって変わるもの。情報通信技術への対応、グローバル化への対応等。
・学び続ける教師像。

復習

・「教育基本法」を熟読吟味しよう。
・「教師」に必要な資質・能力を確認しよう。

予習

・「立憲主義」や「法治主義」という言葉の意味を調べて、「公務員」の立場について予備知識を持とう。