「教育学でポン」タグアーカイブ

【教育学でポン!?】2020年1月26日

よく見るテレビ番組の一つが「日曜美術館」なのですが、今日は台風で被災した川崎市民ミュージアムが取り上げられていました。あまりの被害に唖然としました。マンガ関連の展示が印象的で、ときどき行っていた美術館だったので、けっこうショックを受ける映像でした。

教育全般

「超過勤務の解消」が教員の負担を増長するという矛盾(BESTT!MES)

仕事の量が減らないのに労働時間が減るわけないなんて当たり前のことなんですが、どうして政治家は教育現場の人と金を増やそうとしないのでしょうか。(ヒント:政治家が教員を目の敵にしている)

高倍率な公立中高一貫校受験の併願狙い? 私立中学入試に「別」の思惑(AERA dot.)

昨日の記事に不足していた情報を補足した感じの記事です。

東京生まれとそれ以外は人生の質が違う? 「受験も就職も地方は不利」「比較にもならない」という声(キャリコネニュース)

まあ一面的にはおっしゃるとおりでしょう。しかし中学受験に血眼になっている姿を見ちゃうと、私は田舎で生まれて良かったなあと思います。

変わる大学入試 「有名大学にいけば安心」は過去のものに(NEWSポストセブン)

このあたりの話は仁義無用のステマ合戦の舞台で、ポジショントーク丸出しの怪しい現状分析と無責任な意見が飛び交っておりますので、何が自分にとって一番よいかを見極めるメタ自己分析力と判断力がますます必要になっているのは本当なのです、はい。

公立学校に通ったら「お金が掛からない」は大間違い 文科省データで見えてきた東京の現実とは(ulm)

こういう記事を読むと、ステマではないかと疑い、金の出所を想像するという、そんな癖(メディアリテラシーとも言う)がついてしまったのでありました。

東京より静岡のほうが高い!? 東大卒ママが「小1の壁」と「学童保育」を考える(AERA dot.)

文部科学省と厚生労働省の管轄の違いという行政に関する認識がどうかという記事ではあります。まあこの人が悪いのではなく、縦割り行政がそもそも問題を抱えているということが、こういう形で表現されていると理解するべきなのでしょう。一般のお母さんにとっても、訳の分からないところでしょう。

障害児がいじめられて転校 学校は当初認めず、後に謝罪(朝日新聞)

個別事例については詳細な情報を掴むまであまり迂闊なことは言えません。
ただ一般的なことを言えば、教育委員会が介入した結果として学校が事実関係を認めて謝罪しているということで、行政は健全に機能しており、そこは前向きに評価するべきです。こういうところを積極的に評価せず、いじめが起こったことのみを責め続けると、いじめを隠そうとする雰囲気を助長するだけです。いじめを憎む気持ちは尊いとしても、だからといって現場の先生を悪者に仕立て上げて鬱憤を晴らしても、いじめはなくなりません。

【教育学でポン!?】2020年1月25日

今日は補講でした。昨年の台風で流れた授業の代わりです。厳しい寒さの中、大半の学生がしっかり1限から出席しました。最近の若者は、私らの頃よりもはるかに真面目に見えます。

教育全般

学力テストは、教育をゆがめているのか? 教育行政にはびこる「測りすぎ」の問題(妹尾昌俊)

おっしゃるとおりですね。要点を突いた、良い記事だと思います。というか、こんな真っ当で論理的な見解を、どうして政治家や官僚が採用しないのか、とても不思議なのです。頭が悪くないのだとすれば、あまりにも不自然すぎて、論理的でない何か(たとえば金)が絡んでるだろうと勘ぐられちゃうのも当然だろうと思います。

山口・小学校で毎年恒例の竹馬大会(tysテレビ山口)

楽しそうで、いいね!

受験エリート校はダメ? 中学入試で「脳みそに汗をかく問題」が好まれる理由(AERA dot.)

まあ、コメント等を見ると、受験に興味を持つ人々は自分のことしか考えておらず、煽られた「競争」と「自己責任論」によって公共性の基盤が着々と失われていることを実感します。

今時のランドセルを見て思う、男女を「色分け」する違和感(現代ビジネス)

脳科学や進化心理学の人は男女の色彩感覚の違いについて記事とは異なる見解を示していますが、本当のところはどうなんでしょう?

4月から土曜保育がなくなる? 保育所が直面する「深刻すぎる問題」(現代ビジネス)

さて、いろいろ具体的な問題が見えてきましたが…。ともあれ、制度的な矛盾のしわ寄せは常に最も弱い者、つまり子どもにいってしまうんだということは、教育学的には常に念頭に置いておくべきことです。

将棋

羽生善治九段が久保利明九段に勝ち3勝4敗に 第78期A級順位戦(日本将棋連盟)

羽生九段が勝ちましたが、まだB1降格もあり得るかという状況が続きます。というか、3勝4敗と4勝3敗で8人という大激戦。そして2戦を残して渡辺三冠の名人挑戦が決まりました。いやあ、いろいろありましたが、本当にようやくということで、注目します。

【教育学でポン!?】2020年1月24日

偶然なのかどうか、今日は「学校制度(中高一貫・小中一貫)」に関する記事配信がまとまっていました。

学校制度

“公立”一貫校が高校募集停止ラッシュ 私立が危機感「学費の差は大きい」(AERA dot.)

公立中高一貫教育のメリットとデメリットについて、理論的には様々に議論されてきましたが、現実のデータを踏まえて教育学的に検証を加える時期に入ってきました。東京私立中学高等学校協会会長のコメントは、ポジショントーク丸出しの上にブーメランなので、もうちょっと教育学的に深みのある内容が欲しかったところです。

飯舘の小中一貫校「希望の里学園」 4月5日開校 新校歌披露も(福島民報社)

中高一貫と小中一貫では、基本的な考え方が異なります。小中一貫は、この記事に「五・四制などへの移行も検討」とある通り、学級担任か教科担任かにも関わって、学校教育法(六三三制)を根本から変える発想に結びつきやすいです。具体的事例として注目していきたいと思います。

多賀、網代小の統合計画、第一など3校も検討へ 熱海市教委素案(静岡新聞)

上の記事とも関係してきますが、小中一貫は、過疎化や少子高齢化への対応策として、学校の機能そのものをゼロから考え直そうというアイデアとも結びついてきます。これまでの近代学校のあり方を前提にしない大胆な発想が求められる時代に突入しています。

教育全般

なぜ入学時の順位と大学進学実績は異なるのか(PRESIDENT Online)

まあ、入学時の順位と卒業時の順位が同じだったら、「教育」の効果がゼロってことですよ…

浜松“ブラック校則”見直しへ研修会(静岡県)(DaiichiTV)

「校則」の改廃を通じて、そもそもルールとは誰が何のためにどのように作るのかという民主主義の原則を実体験するチャンスだと思うのですが。

「勉強好き。国語好き。辞書好き」普通高で学ぶ18歳 特別な存在ではなく“一つの個性”(沖縄タイムス)

「共生社会」に向けての「インクルーシブ教育」の理念が、少しずつでも浸透するといいなと思います。障害のある方の過ごしやすい世の中は、そうでない人も過ごしやすい世の中のはずです。

部活動は誰のため 「本気の自主練習」に導こう 神戸で考える会(毎日新聞)

個人的には、勝利至上主義の克服が一番のポイントだと思います。

灘高生の熱意、行政動かす プログラミングの「国際競争力高めたい」(神戸新聞NEXT)

頼もしい話です。若い才能はどんどん世界で活躍していただきたいです。

子ども向けプログラミング教室を選ぶ前に知っておきたいこと(AERA)

まあプログラミングに限らず、子どもが何かやりたいと言ったときにやりたいことを応援するのが一番うまくいくだろうと思います。

絵本作家がつくった学校 女性クリエーターが社会変える(日経ARIA)

学びたい人が学びたいことを学べるような個性的な学校がどんどんできるといいな、と思います。

早大教授がアカハラ 50代男性2人処分(時事通信社)

他山の石とせよ。

日本の働く人をスキルアップさせ、稼げる高度人材へと養成。「第2義務教育」が日本を救う(週プレNEWS)

状況分析とアイデア自体は普通だけど(普通だから悪いということではなく)、ラベルの付け方はユニークかも。

【教育学でポン!?】2020年1月23日

偶然なのかどうか、今日は「島の学校」に関する記事配信が集中していました。

島の学校

「島が学校!」ある女子高校生の離島留学(日テレNEWS24)

識者の間では有名な実践ですね。この記事と映像では、教育学的に深いところはまったく分かりませんけれども。

瀬戸内海に浮かぶ島に開校した公立中高一貫校が注目を集めるワケ(AERA dot.)

90年代後半から始まった高校多様化の流れが、公立中高一貫校というブースターを加え、いよいよ加速してきている感じがします。専門家としてはひとつひとつの実践を丁寧に検証したいところですが、なかなか追いつきません…。がんばろう。

高校がないから島を離れる…離島の教育課題 島を出ることに親は肯定的 内閣府調査(沖縄タイムス)

上の記事と対照的です。どうするのがいいのか、知恵を持ち寄らないといけませんが…

教育全般

2020年の教育改革で何が変わるの?家庭で出来る対応策は?(Grapps)

まあ、不安を煽ってくる教育産業のウソに騙されないことが、いちばんの対応だと思います。

フィリピンに教員派遣へ 静岡県教委、現地で語学研修 小学校の英語教科化で(静岡新聞)

数十年前のイメージでフィリピンを語っちゃってる慌てん坊がたたくさん釣れてますね。

横浜市で進む保育所民間移管 運営の効率化狙い(産経新聞)

さて、理屈通りに行くかどうか。専門家としてしっかり状況を注視していきたいと思います。

幼児教育学ぶ学生 子どもたちに創作劇披露 岩手・滝沢市(テレビ岩手)

みなさんのご活躍を期待しております!

児童一時保護所、4割研修せず 行動観察・記録、国指針なく 70自治体調査(毎日新聞)

まずは専門職として尊重するところから始めないと、研修だけ義務化しても意味ないような。

【山田ルイ53世のお悩み相談】不登校の小4の息子の勉強をどうサポートすべきでしょうか。(クロワッサンONLINE)

山田ルイ53世の「ひきこもり」に関する文章は、力が抜けて、ほっこりしますね。「学校というシステム」のくだり、おっしゃるとおりだと思います。

「いじめ防止法」改正議論を 大津いじめ遺族ら要望書「現場が危機感を持っていない」(讀賣テレビ)

この問題は、専門家として引き続きフォローしていかないといけません。

【教育学でポン!?】2020年1月22日

「試験」というものを考察するときは、「妥当性」と「信頼性」という観点を押さえているかいないかで、論理的な説得力が決定的に違ってくるのです。

教育全般

センター試験採点、実はマークを目視で確認していた 「公平・公正」貫いた財産とは?(AERA dot.)

公平とか公正は確かに大事ですが、あんなに短い時間と異常な空間でパフォーマンスを発揮するように要求すること自体、「試験」として本質的に間違っている可能性があるという視点を持った方がいいだろうと思います。また、入試の「資格試験化」に触れたのは良いことですが、残念ながら視野が狭い話に留まっているように思います。

日本の15歳、読解力低下 「論理」を学び、「文学」も楽しめる教材とは(EduA)

「論理」を前面に打ち出しているわりには論理性の欠けた、不思議な文章でした。新聞で「文学」が楽しめる理由が書いてありません。

「子どもたちにプログラミング体験を」 地域のボランティアが支えるプログラミング道場(AERA dot.)

学習指導要領の目指す「プログラミング教育」とは、まったく趣旨が違っています。まあ、それとは別に、子どもが楽しくコーディングを学ぶ機会が与えられることは良いことなのでしょう。ちなみに私は小学生の時に『はるみのプログラミングレッスン(PC-8001)』でコーディングを修得し、機械語(Z80)を使用できるようになりました。

小中一貫なのに進学できない事態に 定員大幅に減って一部抽選に(沖縄タイムス)

こんなことが起きちゃうんですね。専門家として、この事例はしっかり覚えておきたいと思います。

全国学力テストは教育基本法違反です!(前谷毅)

まあ教育基本法違反と言うまでもなく、統計学的に考えてみれば、悉皆方式にまったく意味がないんですよね。ちょっと考えれば分かるはずなのに止まらないということは、お金が絡んでる臭いがしますです、はい。

スポーツも五輪も所詮は「国の支配」。池田教授が繙く運動の歴史(MAG2NEWS)

まあ、おっしゃる通りですね。

なぜ「体操」は子どもの集中力や判断力を高めるのか(DIAMOND ONLINE)

まあ、仮説ですね。