「教育学でポン」タグアーカイブ

【教育学でポン!?】2021年8月15日

お盆で、雨でしたが、久しぶりに学校に行きました。学校のパソコンじゃないと仕事ができなかったのでありました。
【本日の歩数】4911歩■自宅と学校を往復。

夏休みの自由研究

■「自由研究決まったよ」図書館で宿題支援(タウンニュース)
そろそろ手を着けないと締切りに間に合いませんね。しかしこういう取り組みに参加するための情報と意欲を持っているのは保護者が教育に関心を持っている層だけで、取り残されている領域があるだろうことは常に視野に入れておきたいところではあります。

ICT

■授業中に飛び交う「マジでww」「88888」。敬語不要ルールで「神授業」が話題に!(BuzzFeed)
楽しそうですね。

いじめ

■【#しんどい君へ】美輪明宏さん 原爆、路上生活、LGBT偏見…波乱の人生 苦境こそ「ルンルン」(讀賣新聞オンライン)
この人に言われると、ものすごい説得力を感じます。

校則

■ルールはアップデート必要 「ブラック校則」見直しを ダイバーシティ進化論(NIKKEI WOMAN START)
ですね。

教育全般(国内)

■学校再開後は「授業3倍速」を要請、結果出なければ責任取る覚悟だった…陰山英男さん(讀賣新聞オンライン)
カリキュラム・マネジメントとしてPDCAを回すには分かりやすいメソッドではあります。ただ、単なるメソッドに過ぎず、重要なのが理念やビジョンだということは忘れてはなりません。

■幼児教育で注目されている「非認知能力」…数値化できない「生きる力」を伸ばすために、ママができること(まいどなニュース)
初心者向けの記事です。こういう間口を広げる浅い記事は、定期的に人目に触れることが大事です。

■「検索するだけで考えない大学生」を作り上げる日本の“時代遅れ教育”(マネーポストWEB)
どちらかというと、こういう学生が「増えている」と、なんの根拠も示さずに言い切っているこの記事が思考停止しているんじゃないでしょうか。こういう学生は昔からたくさんいて、最近になって「増えている」という証拠は見たことありませんね。

教育全般(海外)

■学校閉鎖のインド、学生らが屋外授業で再開訴え(AFP BB News)
一般的に言えば、学生の気持ちも分からないではないけれど、いやしかし、先生たちもさすがに命の方が大事だろうという。インド固有の事情もあったりするのかどうか、記事からは読み取れません。

【教育学でポン!?】2021年8月13日

明日は会議があって学校にでかける予定だったけれども、やっぱりうちでオンラインにしよう。雨だし。
【本日の歩数】3717歩■池袋散歩。

文部科学省

■政府を挙げてのデジタル化、教育データの利活用も歩調を合わせて進めていく――萩生田 光一 文部科学大臣(教育とICT Online)
特に目新しい話題はなく、従来の見解を繰り返しているだけではありますが、初見の方に文科省の考え方が手っ取り早く分かる記事になっています。

ICT

■Zoom、オンライン授業により集中できる「Focus Mode」。生徒同士の映像を非表示化(PC Watch)
多くの教員が欲しかった機能ではないでしょうか。

■東大生や京大生名乗るWebテスト代行、大学が注意喚起…SNSで横行か(弁護士ドットコムニュース)
宿題やレポートの代行で小銭を稼いでいる人たちはそうとう昔からいましたよね、Webテスト以前から。むしろ今のほうが悪事が発覚しやすくなっています。

不登校

■「このままではガンプラがかわいそう」…中3男子が9か月間の不登校を乗り越えられたわけ(yomiDr.)
そうか、ガンプラですか!

体罰

■法律で禁止された「体罰」こんな行為も含まれる 子どもを「怒鳴る・けなす」も言葉の暴力になる(東洋経済ONLINE)
体罰は、子どものためを思って起こるのではなく、大人の側の都合で発生するものです。

学校間接続

■公立中高一貫を目指すなら!時間のある夏休みに家庭で対策を始めよう(Grapps)
というか、「家庭の文化資本」の差によって学校教育では埋めがたい教育格差が生じることを是認し、各家庭の不安を煽って、乗り遅れるなとばかりにチキンレースを推奨する記事に、結果的になっております。良いか悪いかは別として。

■共通テスト科目変更、宮教大方針変えず 戸惑う保護者、高等学校長協会は「経緯検証を」(河北新報)
ただのうっかりミスだけど引くに引けなくなったのか、確固たる理念があって決断したことなのか、たしかに経緯は気になるところです。明らかになるかどうかはともかく。

学校

■初のオンライン授業 明治期の学問学ぶ(愛媛新聞ONLINE)
西予市の開明学校は日本一長い木造廊下の雑巾がけで有名で、何度もテレビで取り上げられていますね。でもまだ行ったことがありません。

■“学校の下駄箱の前に置いてあるすのこ”、あなたの出身地ではどう呼んでいた?【マジで方言じゃないと思ってた言葉】(ねとらぼ)
不勉強ながら、特別な名詞がつけられていることを今知りました。学校にはこういう名前が定かではない「それ、何て呼ぶの?」という謎のアイテムがたくさんありますね。

教育全般(国内)

■「学校は午前中だけで十分だ」教育の専門家がそう力説する納得の理由 1日中先生の話を聞く授業は不要(東洋経済ONLINE)
汐見先生の記事でした。とても美しい未来の教育の姿を描いています。現実的には、資本の論理で食い潰されている領域をこの理念で掬いだせるかどうかが大きな問題になります。

■障害の有無に関わらない、インクルーシブな遊び場の普及目指す市民グループ(ほ、とせなNEWS)
ユニバーサルデザインは、障害者にとって嬉しいだけでなく、全ての人にとってインスピレーションの源泉になるんですよね。その意味が具体的に分かる記事でした。

■教師の長時間労働の陰にはメディアの利権も――『学校弁護士』著者、神内聡さんインタビュー【後編】(BookBang)
細かいことを言うと、1989年に学習指導要領が改定されるまで、高校にも「クラブ活動」というものがあって、部活動とは別に必修でした(ちなみに1989年当時高校生だった私は部活動とは別に将棋クラブに入っていた)。それに類するものを復活させようという趣旨と理解してよいか。

【教育学でポン!?】2021年8月12日

実習巡回指導で県境を越える予定だったけれども、ご遠慮しましょうということになって、電話で学生とお話。元気そうで何よりでした。
【本日の歩数】6120歩■池袋散歩。

夏休みの自由研究

■子供が夢中になる「おうちSTEAM」。夏休みの自由研究にもおすすめ!(まめねこ)
一般家庭にある材料等でできるのがうれしいですね。

いじめ

■避けられ暗く厳しかった中学時代、ナダルさん「やまない雨はない」…STOP自殺 #しんどい君へ(讀賣新聞オンライン)
これは、いじめているほうが「いじめ」と思っておらず、むしろ「被害者だと思っている」という典型的な例ですね。たいへんでした。

学校

■横須賀市、久里浜公園内に認定こども園 2保育園を統合、26年4月に新設(カナロコ)
公設民営と関係するのかどうかは記事からでは分かりませんでした。

■怖がってよ… 高校生が旧校舎でお化け屋敷 子どもたちの夏の思い出に(丹波新聞)
校舎いっぱいを使えるのは楽しそうです。

教育全般(国内)

■戦後76年 作文を指導をしていた教師が突然、教室から消えた…戦後も沈黙を続けた教師(HBC)
いわゆる「北方性教育」の流れでしょうか。記事内では戦時体制と資本主義に対する批判性について言及されていますが、さらに深く掘り下げると「北海道という地政学的特性」が絡んでいるだろうことが見えてくるのではないかと思います。日本国内の矛盾を鋭く浮き彫りにする焦点であって、体制にとっては見過ごすことができなかったのだろうと思います。

■「説明や情報開示がなされなければ民主主義は機能しない」たかまつなな&橋下氏が日本学術会議の会員任命拒否問題を再論(ABEMA TIMES)
このままウヤムヤになるのかな。

■出生率トップクラスも抱える療育の課題、元教員らがサポート 岡山・奈義町(ほとせなNEWS)
教育長も務めた退職校長先生が音頭を取って運営しているんですね。人脈が豊富そうです。教育経験者が「第三の場所」を増やしていくのは、子どもたちの社会関係資本を増やすという観点からもありがたいことです。

■子どもと夫がやけに長風呂だと思ったら「遊びながら物理学を教えてる」!?「お父さん最高すぎ」と話題(まいどなニュース)
お風呂に限らず、身近なところにこそ「自然」のおもしろさがありますよね。洗濯とか掃除とか食事とか、自然科学の塊ですよ。

■アンゴラ村長に聞く、“芸人会社員”としての生き方「教育に笑いを活かしたい」(bizSPA!フレッシュ)
「教育に笑い」が具体的にどういうことになるのか、楽しみです。

■おいでやすこが・こがけん、国語の授業は「笑いを取り入れて」(日テレNEWS24 ※映像あり)
海外で日本語を教える「日本語パートナーズ」に関する記事でしたが、それに関する話題はまったくありませんでした。

教育全般(海外)

■中国教育業界に「脱資本化」の流れ 政府が学習塾を全面規制(CNS)
問題の根本的なところに手を付けずに、表面的に分かりやすいところを叩いて、将来的にもっと酷いことになる典型例のように見えます。

【教育学でポン!?】2021年8月11日

アロマ・ディフューザーを手に入れました。部屋がいい匂い。
【本日の歩数】5361歩■池袋散歩。

夏休みの自由研究

■夏休み自由研究は「もっと自由に、もっと遊んで」わくわく系理科の辻義夫先生に聞く(みらのび)
■簡単!夏休みの自由研究のコツを「多摩六都科学館」に聞きました。宇宙編(みらのび)
■簡単!夏休みの自由工作のコツを「三菱みなとみらい技術館」に聞きました。科学編(みらのび)
■簡単!夏休みの自由研究のコツを「そなエリア東京」に聞きました。防災編(みらのび)
■簡単!水をテーマにした夏休みの自由研究4つを紹介!琵琶湖博物館の学芸員に聞く(みらのび)
上2つの記事は、自然科学の「手法」をしっかり押さえている良い記事です。本当は教員がこういう自然科学の考え方そのものをしっかり教えてから夏休みの自由研究に臨むべきところではあります。

ICT

■タブレット配布も「こんなのもらっちゃった…」夏休みに苦手なデジタル克服 教師が受ける端末の使い方授業(東海テレビ ※動画あり)
試行錯誤が続いている様子が分かります。がんばりましょう。

COVID-19

■大学生活「充実してない」44%、昨秋より大幅増…上級生ほど強い不満(讀賣新聞オンライン)
個人的にも直接不満の声を聞いています。

いじめ

■それでどういじめ被害者を支援し、加害者加担社会を変えるか?2 被害者家族と考える私立学校の甘い対策(末冨芳)
公立学校の悪いところばかり報道されますが、それは「風通しがいい」ことの証拠ではあっても、私立学校より劣るという証拠ではありません。このあたり世間の誤解が激しいところ。

体罰

■不適切な子育てが脳を「萎縮」「肥大」させる…最新科学で見る、体罰や暴言が脳を傷つける“深層”(現代ビジネス)
「サイエンス0」でも見ました。体罰の教育的効果が皆無であることは社会科学では長いこと言われ続けてきましたが、自然科学的な根拠も出てきました。が、自然科学の成果を錦の御旗につかうのではなく、慎重に扱っていきましょう。

■体罰が犯罪になってもなくならない死亡・障害事故 独誌が報道──日本のメダルラッシュの陰で絶えないスポーツにおける子供への体罰(COURRiER JAPON)
部活脳の末路。

校則

■県教育委員会 「地毛証明」を廃止へ(沖縄テレビ放送)
■校則「地毛証明」廃止へ 沖縄の高校 県教委「人権侵害」と指摘(琉球新報DIGITAL)
一部の頭の固い教師(特に現場に影響力を持っている部活脳)が素直に言うことを聞くかどうか。

教育全般(国内)

■幼稚園にもカウンセラー 「小1プロブレム」解消へ 文科省(時事通信)
保護者向けね。個人的には、中学受験に邁進して視野が狭くなって不幸に陥っているご家庭にカウンセラーを当てるのが効果が高いだろうと思います。

教育全般(海外)

■中国政府が打ち出した「ゆとり教育」の衝撃 宿題軽減、塾禁止の真の狙いは?(東方新報)
■子どもの宿題削減の方針 中国も“ゆとり”へ?(TBS NEWS ※動画あり)
知れば知るほど失敗しそうな臭いしかしてきません。

■アフリカには国民の大多数が「読み書き」できない国もある!?/数字でわかる! こどもSDGs(レタスクラブ)
発展的には、女性の方が読み書きできない割合が高いなどジェンダー格差があることにも目を開きたいところです。

【教育学でポン!?】2021年8月10日

ワクチンの予約がとれました。うまい具合に2回とも大学の行事の後に入れられました。
【本日の歩数】5609歩■池袋散歩。

夏休みの自由研究

■「昆虫採集」「絵日記」「自由研究」は“昭和”で終わり?! 令和の子どもたちの夏の宿題について調べてみた(FNNプライムオンライン)
戸田市はICT活用が進んでいますね。全国的には今後どうなるか。

ICT

■VRなど最新技術で個性を伸ばす 通信制高校がめざす”新たな学び”とは 広島(広島ニュースTSS ※動画あり)
Oculus2を使ってみての実感ですが、VRを活用した教育はほぼ実用化段階にあります。VR技術はそのうち仕事にも使われるようになる(VR会議とか、VRオフィスとか)だろうと、予言しておきます。鍵は入力インターフェイスの進化かな。

不登校

■「苦しむ誰かの役に」 岐阜の高校生徒会、不登校の経験生かし相談会(毎日新聞)
子どもたちにとっても、年の離れた大人にあれこれ言われるより、ちょっとお兄さんお姉さんに話を聞いてもらった方が良い効果がありそうです。

学校

■コロナ禍で注目の「教育移住」 人気塾「探究学舎」の代表が家族で軽井沢に移った理由(AERA dot.)
規制緩和に伴う公教育の質的転換が日本全体にとって良いことか悪いことかはともかく、それを利用すれば、既存の制度では不可能だった様々なチャレンジが可能になることも確かです。注目しましょう。

■市立幼保3園を統廃合・民営化方針 園児減受け 名張市(伊賀タウン情報ユー)
日本中で公立の幼稚園・保育園がなくなっています。

学校間接続

■3日間で約30時間の勉強…受験控えた中学3年生が「短期集中特訓」コロナ禍で合宿からオンライン授業に(東海テレビ ※映像があります)
こういう風景は昭和に置いてきてほしいものです。

■「世界」は自己分析の先に 新潟県立国際情報高校 海外大学進学コースの学びとは(EduA)
こちらは令和の風景です。海外の大学に進学する若者は、これからどんどん増えるでしょう。日本が昭和すぎるから。

教育全般(国内)

■【キャリアインタビュー】広島県教育委員会教育長・平川理恵さん「その決断は、子供にとってよいものか?」が私の決断基準(Presious.jp)
民間の手法が必ずしもいいとは思いませんが、このケースでは新しい風を吹き込むことに成功しているように見えます。注目しましょう。

教育全般(海外)

■このままでは貧困が繰り返される!学校に行けずに働く子どもの多さに驚愕/数字でわかる! こどもSDGs(レタスクラブ)
記事にはありませんが、ジェンダー格差も深刻です。日本の場合は数字に出てこない「ヤングケアラー」の問題にも眼を開いておきたいところです。