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教育概論Ⅰ(栄養)-3

■短大栄養科 5/2(火)

前回のおさらい

・かつて「教育」は行われていなかった。「教育」とは異なる形による発達や成長への働きかけを「形成」と呼ぶ。
・「成人式」の形は、いまと昔はまったく異なっていた。「死」と「再生」を象徴する儀式を突破して共同体の正式メンバーに加入することを「イニシエーション」と呼ぶ。
・人々は、学校や教育がなくとも、知恵と経験を後の世代に継承し、生活を続けていた。

日本での近代教育の始まり

・西暦1750年あたり、江戸時代中期頃から子供に対する意識は変わり始めていた。←生産力の向上、遺産相続への関心、家意識の形成、商品経済の展開、識字能力の有効性の拡大、寺子屋の増加、往来物。

寺子屋

・庶民のための教育機関。
・庶民の生活に密着して、そろばんや習字を教えた。
・一般民衆が自分たちのために必要とした教育機関。幕府や藩など支配者層が上から押しつけたのではなく、下からの自発的な要求によって自然発生的に増加していった。

・学問水準も向上していた。儒学、蘭学、国学の展開。←長期間にわたる平和と繁栄。
・日本は独自に近代化への準備を始めていた。が、決定的な転換点はヨーロッパとの接触に刺激を受けた明治維新(1868年)。
文明開化=日本を文明化から遅れた後進国であると自覚し、多くの日本の伝統的な習慣や仕来りを野蛮な習俗として否定し、西洋由来のモノや制度や考え方を崇拝した。
・明治維新≒西欧列強に由来する国民国家システムと市民社会の学習と模倣。教育制度に関しては、明治5年(西暦1872年)の学制

世界史のなかの明治維新

・かつて、ヨーロッパは貧乏な辺境地域に過ぎなかった。世界の中心は中華帝国とイスラム帝国にあった。
・西暦1500年あたりから逆転が始まる。
・ペリー来航時(1853年)の世界情勢。ヨーロッパの手が及んでいない地域がどれくらい残されているか考えてみよう。

>1828年:オーストラリア全土植民地化
>1840年:アヘン戦争(中華帝国)
>1853年:クリミア戦争(イスラム帝国)
>1857年:インド大反乱(インド亜大陸)
>1882年:エジプト保護国化(アフリカ大陸)
>1890年:フロンティアの消滅(アメリカ大陸)
>19世紀末:東南アジア、タイ以外植民地化

福沢諭吉の見た西欧列強の強さの秘密。『学問ノススメ』『文明論之概略』。表面上の物質的繁栄が重要なのか?

→科学技術?
→資本主義
→民主主義
→国民国家

ヨーロッパはどうして強くなったのか?

・ヨーロッパが急激に強くなり始めた西暦1500前後に、ヨーロッパで起こっていたこと。
(1)大航海時代
(2)宗教改革
(3)ルネサンス
・これらを共通に可能にする技術としての印刷術。

印刷術とリテラシー

リテラシー:文字を読んだり書いたりすることができる能力。文字を使って情報を得たり発信したりすることができる能力。
*印刷術:1450年前後にグーテンベルクが発明。

コロンブスの大西洋横断(1492年)

・どうして我々は自分の目で確かめたことがないにもかかわらず、「地球が丸い」ということを知っているのか? →本に書いてあるから。
・実際は、コロンブス以外の知識人も地球が丸いことを知っていた。他の知識人は地球の正確な大きさも把握していたから大西洋横断は不可能だと思っていたが、コロンブスは無知で無謀だったために冒険に乗り出した。
・印刷術による科学知識の普及。地理情報の伝播。正確な地図や海図。船乗りに必要な科学的知識。
・かつて手写しで作られていた本は、高価で稀少なものだった。これによって知識が伝播するには、コストがかかりすぎた。印刷術は知識の伝播範囲を格段に拡大し、速度を飛躍的に高める。
・冒険に出るためには、本を読んで知識を得ることが必須。知識は力。情報を得る決定的な手段としてのリテラシー。
・個人的な欲望や野心を達成するための技術。

ルターの宗教改革(1517年)

・カトリックとプロテスタントの違い。
・「聖書を読む」という行為を可能にするためには、聖書というモノそのものを低価格で供給する印刷術の存在が前提。
・印刷術が存在しない世界での情報発信の難しさ。ルターとヤン・フスの比較。
・世界を変革するためには、自分の意見を無差別かつ広範囲に、そして正確に発信することが必要。情報発信の決定的な手段としてのリテラシー。
・個人的な欲望や野心を実現するための手段。

復習

・日本の教育が近代化する前提を押さえておこう。
・1492年以降、ヨーロッパが世界の中心に躍り出る世界史的な過程を押さえておこう。
・「リテラシー」という言葉の意味と、それが教育に対して持つ意義を押さえよう。

予習

・「ルネサンス」という言葉の意味について調べておこう。
・民主主義とは何か、自分なりに調べておこう。

流通経済大学「教育学Ⅰ」(4)

■龍ケ崎キャンパス 5/1(月)
■新松戸キャンパス 5/5(金)

前回のおさらい

・かつて「教育」は行われていなかった。「教育」とは異なる形による発達や成長への働きかけを「形成」と呼ぶ。
・「成人式」の形は、いまと昔はまったく異なっていた。「死」と「再生」を象徴する儀式を突破して共同体の正式メンバーに加入することを「イニシエーション」と呼ぶ。
・人々は、学校や教育がなくとも、知恵と経験を後の世代に継承し、生活を続けていた。

日本での近代教育の始まり

・西暦1750年あたり、江戸時代中期頃から子供に対する意識は変わり始めていた。←生産力の向上、遺産相続への関心、家意識の形成、商品経済の展開、識字能力の有効性の拡大、寺子屋の増加、往来物。

寺子屋

・庶民のための教育機関。
・庶民の生活に密着して、そろばんや習字を教えた。
・一般民衆が自分たちのために必要とした教育機関。幕府や藩など支配者層が上から押しつけたのではなく、下からの自発的な要求によって自然発生的に増加していった。

・学問水準も向上していた。儒学、蘭学、国学の展開。←長期間にわたる平和と繁栄。
・日本は独自に近代化への準備を始めていた。が、決定的な転換点はヨーロッパとの接触に刺激を受けた明治維新(1868年)。
文明開化=多くの日本の伝統的な習慣や仕来りは野蛮な習俗として否定され、西洋由来のモノや制度を崇拝した。
・明治維新≒西欧列強の国家システムの学習と模倣。教育制度に関しては、明治5年(西暦1872年)の学制

世界史のなかの明治維新

・かつて、ヨーロッパは貧乏な辺境地域に過ぎなかった。世界の中心は中華帝国とイスラム帝国にあった。
・西暦1500年あたりから逆転が始まる。
・ペリー来航時(1853年)の世界情勢。ヨーロッパの手が及んでいない地域がどれくらい残されているか考えてみよう。

>1828年:オーストラリア全土植民地化
>1840年:アヘン戦争(中華帝国)
>1853年:クリミア戦争(イスラム帝国)
>1857年:インド大反乱(インド亜大陸)
>1882年:エジプト保護国化(アフリカ大陸)
>1890年:フロンティアの消滅(アメリカ大陸)
>19世紀末:東南アジア、タイ以外植民地化

福沢諭吉の見た西欧列強の強さの秘密。『学問ノススメ』『文明論之概略』

→科学技術?
→資本主義
→民主主義
→国民国家

ヨーロッパはどうして強くなったのか?

・ヨーロッパが急激に強くなり始めた西暦1500前後に、ヨーロッパで起こっていたこと。
(1)大航海時代
(2)宗教改革
(3)ルネサンス
・これらを共通に可能にする技術としての印刷術。

印刷術とリテラシー

リテラシー:文字を読んだり書いたりすることができる能力。文字を使って情報を得たり発信したりすることができる能力。
*印刷術:1450年前後にグーテンベルクが発明。

コロンブスの大西洋横断(1492年)

・どうして我々は自分の目で確かめたことがないにもかかわらず、「地球が丸い」ということを知っているのか? →本に書いてあるから。
・実際は、コロンブス以外の知識人も地球が丸いことを知っていた。他の知識人は地球の正確な大きさも把握していたから大西洋横断は不可能だと思っていたが、コロンブスは無知で無謀だったために冒険に乗り出した。
・印刷術による科学知識の普及。地理情報の伝播。正確な地図や海図。船乗りに必要な科学的知識。
・かつて手写しで作られていた本は、高価で稀少なものだった。これによって知識が伝播するには、コストがかかりすぎた。印刷術は知識の伝播範囲を格段に拡大し、速度を飛躍的に高める。
・冒険に出るためには、本を読んで知識を得ることが必須。知識は力。情報を得る決定的な手段としてのリテラシー。
・個人的な欲望や野心を達成するための技術。

ルターの宗教改革(1517年)

・カトリックとプロテスタントの違い。
・「聖書を読む」という行為を可能にするためには、聖書というモノそのものを低価格で供給する印刷術の存在が前提。
・印刷術が存在しない世界での情報発信の難しさ。ルターとヤン・フスの比較。
・世界を変革するためには、自分の意見を無差別かつ広範囲に、そして正確に発信することが必要。情報発信の決定的な手段としてのリテラシー。
・個人的な欲望や野心を実現するための手段。

ルネサンス(15世紀)

・芸術家の誕生。神に捧げるための技術から人間を楽しませるための芸術への転回。
・孤独な読書体験。音読から黙読へ。
・自己実現の決定的な条件としてのリテラシー。
・個人的な欲望や野心を醸成する経験。

復習

・日本の教育が近代化する前提を押さえておこう。
・1492年以降、ヨーロッパが世界の中心に躍り出る世界史的な過程を押さえておこう。
・「リテラシー」という言葉の意味と、それが教育に対して持つ意義を押さえよう。

予習

・民主主義とは何か、自分なりに調べておこう。

教職基礎論(栄養)-3

▼短大栄養科 4/29

前回のおさらい

・公立学校の教員は「公務員」である。
・公務員には憲法を遵守する義務がある。
・地方公務員法と教育公務員特例に規程された服務義務。

教師のなりかた

教員免許状

・教師になるには、まず教員免許状を取得しなければならない。
・開放性の原理:大学で教師を養成する。一般教養の重要性。戦前の師範学校で行われていた師範教育との違い。
・教員免許状には、3種類ある。

(1)普通免許状:学位および教職課程の履修における単位の修得により授与される。専修免許状(修士)、一種免許状(学士)、二種免許状(短大)の3種類がある。

(2)特別免許状:優れた知識経験を持つ社会人を学校現場に迎えるために授与される免許状。

(3)臨時免許状:普通免許状を有する者を採用できない場合、例外的に授与される助教諭の免許状。

・教員免許更新制:10年の有効期限。更新するためには免許状更新講習(30時間以上)を受講・修了しなければならない。

教育職員免許法教育職員免許法施行規則を参照。

教職課程

普通免許状を取得するために、(1)教科に関する科目、(2)教職に関する科目、(3)教科又は教職に関する科目、(4)教育職員免許法施行規則第66条の6に関する科目を修得しなければならない。

(1)教科に関する科目:教師になったときに教える学問領域の内容に関わって、専門の知識や技能を修得する。

(2)教職に関する科目:教科指導の方法や生徒指導、学級経営、進路指導、道徳教育など、「教育者」としての専門的知識や技能を修得する。

(3)教科又は教職に関する科目:教師の個性。

(4)66条科目:日本国憲法、体育、外国語コミュニケーション、情報機器の操作。

教育実習・栄養教育実習

・教職に関する科目の必修単位。
・事前指導、事後指導(1単位)
・学校での実習(栄養教諭=1週間、中学校=3週間)
○指導教諭等からの説明
・学校経営
・校務分掌の理解
・服務等
○児童及び生徒への個別的な相談、指導の実習
・指導、相談の場の参観、補助等
○児童及び生徒への教科・特別活動等における指導の実習
・学級活動及び給食の時間における指導の参観、補助
・教科等における教科担任等と連携した指導の参観、補助
・給食放送指導、配膳指導、後片付け指導の参観、補助
・児童生徒集会、委員会活動、クラブ活動における指導の参観、補助
・指導計画案、指導案の立案作成、教材研究等
○食に関する指導の連携・調整の実習
・校内における連携・調整(学級担任、研究授業の企画立案、校内研修等)の参観、補助
・家庭・地域との連携・調整の参観、補助等

教員採用試験

・公立学校の教員採用選考試験は、各都道府県および政令指定都市の教育委員会がそれぞれ実施している。
・試験内容は、教育委員会ごとに異なる。
・主に、筆記試験(一般教養・教職教養・専門教養)、面接試験(集団・個人)、模擬授業、論文試験、実技試験などがある。
・特別選考枠。
・近年は、人物重視の傾向にある。
・臨時採用。

・国立大学付属学校や私立学校は、各学校・法人単位で採用が行われている。
・教員適性検査。

教員採用試験の勉強の仕方

・各自治体の試験の特徴を知る。過去問の収集と分析を行う。
・自分の資質と個性について自覚する。
・目指す教師像、なりたい教師像、志望動機を明確に言語化する。
・個性と志望動機にマッチした勉強法を考える。

復習

・教師のなりかたを踏まえて、自分のキャリアについて見通しを立てよう。

予習

・教師の仕事の内容について、どういうことをするのか、自分の学校での経験を振り返って考えてみよう。

 

教育概論Ⅰ(中高)-3

▼栄養・環教 4/28
▼語学・心カ・教服・服美・表現 4/29

前回のおさらいと補足

・立場によって「学校」に期待する機能が異なる。自営業/資本家/労働者
・「子供/大人」の境界線が、今と昔では異なっていた。

生理的早産

・人間以外の高等哺乳類は、誕生してからすぐに親と同じような行動をとることができる。しかし人間の赤ん坊は「能なし」で生まれてくる。高等哺乳類の例に習うなら、人間はあともう一年は母親の胎内にいる必要がある。
・この一年早く生まれてくることを「生理的早産」と呼ぶ。この現象こそが、人間を人間たらしめているという仮説。
・生物学的・自然科学的な過程によって必然的に成長が決められるのではなく、歴史的・文化的な過程によって選択的に成長が決まる。ここに人間らしい「個性」が生まれる。
【参考文献】ポルトマン『人間はどこまで動物か』

人間はどこから人間か?

・「7歳」という境界線。埋葬、捨て子、マビキ。
・妊娠中絶は殺人か? →昔と今とでは、「なかったことにする」という意味で、やっていること自体は変わらない。単に「どこから人間か」という境界線が移動している。

「形成」と「教育」の違い

・「教育」はなかった。
・「学校」がなかったころも人々は人間形成を行っていた。「教育」と異なる形態の人間形成のことを専門用語で「形成」と呼ぶ。

形成と教育の違い
カテゴリー形成(前近代)教育(近代)
【何を習得するか】カンとコツ知識と教養
【どこに修めるか】身体
【どうやって伝えるか】行動文字
【規範意識】恥じ・しつけ公共性・道徳
【根拠】経験と仕来り科学と合理性
【指導する人】村落共同体資格を持った教師
【見える光景】背中
【労働との関係】労働と一体労働と分離
【祭祀との関係】祭祀と連続祭祀と分離
【遊びとの関係】遊びと連続遊びを排除
【カリキュラム】実践的・偶然的意図的・計画的
【行政】自治中央集権
【大人の条件】一人前人格の完成
【人間像】身分・地域の特殊性普遍的人間

・徒弟制。ギルド。親方-弟子の関係。疑似親子関係。
・昔の子どもは活き活きしていた? →子どもが変わったわけではない。子どもを取り巻く環境のほうが変化したと考えれば、理解できる。
・昔のお父さんは尊敬されていた? →お父さんが変わったわけでも、子どもが変わったわけでもない。労働と教育のあり方が変わったことを考慮すれば、理解できる。
・どうして「形成」ではなく「教育」が必要となったのか? →お父さんと一緒の職業に就くなら「形成」で問題ないが、別の職業に就く場合には「形成」はむしろ意味がなくなる。

イニシエーション

・日本語では「成人式」や「通過儀礼」とも呼ばれる。
・大人の仲間入りをするために、全ての若者が突破しなければならない試練。日本だけではなく、世界全体に共通して見られる。
・「死」と「再生」。

若者組……学校のない世界での人間形成

・家族との分離(親離れ、子離れ)と、年齢別集団への加入。女性の場合は「娘宿」など。
・「家族」でも「学校」でもない場所における人間形成のかたち。
・集団労働力の提供、祭礼や村芝居の執行、消防・警察、性や結婚の管理。
・「死」と「生=性」。

復習

・前近代の人間形成の特徴を、学校の教育と比較してまとめておこう。
・「学校」で行われる教育の特徴をまとめておこう。
・「イニシエーション」について、具体的な例を調べよう。
・現代の「成人式」との違いを考えてみよう。

予習

・西ヨーロッパの歴史について、高校までに習った世界史の知識をおさらいしておくこと。

教育概論Ⅰ(保育)-3

▼短大保育科 4/27

前回のおさらいと補足

・「子供/大人」の境界線が、今と昔では異なっていた。

生理的早産

・人間以外の高等哺乳類は、誕生してからすぐに親と同じような行動をとることができる。しかし人間の赤ん坊は「能なし」で生まれてくる。高等哺乳類の例に習うなら、人間はあともう一年は母親の胎内にいる必要がある。
・この一年早く生まれてくることを「生理的早産」と呼ぶ。この現象こそが、人間を人間たらしめているという仮説。
・生物学的・自然科学的な過程によって必然的に成長が決められるのではなく、歴史的・文化的な過程によって選択的に成長が決まる。ここに人間らしい「個性」が生まれる。
【参考文献】ポルトマン『人間はどこまで動物か』

人間はどこから人間か?

・「7歳」という境界線。埋葬、捨て子、マビキ。
・妊娠中絶は殺人か? →昔と今とでは、「なかったことにする」という意味で、やっていること自体は変わらない。単に「どこから人間か」という境界線が移動している。

「形成」と「教育」の違い

・「教育」はなかった。
・「学校」がなかったころも人々は人間形成を行っていた。「教育」と異なる形態の人間形成のことを専門用語で「形成」と呼ぶ。

形成と教育の違い
カテゴリー形成(前近代)教育(近代)
【何を習得するか】カンとコツ知識と教養
【どこに修めるか】身体
【どうやって伝えるか】行動文字
【規範意識】恥じ・しつけ公共性・道徳
【根拠】経験と仕来り科学と合理性
【指導する人】村落共同体資格を持った教師
【見える光景】背中
【労働との関係】労働と一体労働と分離
【祭祀との関係】祭祀と連続祭祀と分離
【遊びとの関係】遊びと連続遊びを排除
【カリキュラム】実践的・偶然的意図的・計画的
【行政】自治中央集権
【大人の条件】一人前人格の完成
【人間像】身分・地域の特殊性普遍的人間

・徒弟制。ギルド。親方-弟子の関係。疑似親子関係。
・昔の子どもは活き活きしていた? →子どもが変わったわけではない。子どもを取り巻く環境のほうが変化したと考えれば、理解できる。
・昔のお父さんは尊敬されていた? →お父さんが変わったわけでも、子どもが変わったわけでもない。労働と教育のあり方が変わったことを考慮すれば、理解できる。
・どうして「形成」ではなく「教育」が必要となったのか? →お父さんと一緒の職業に就くなら「形成」で問題ないが、別の職業に就く場合には「形成」はむしろ意味がなくなる。

次回予告:イニシエーション

・日本語では「成人式」や「通過儀礼」とも呼ばれる。
・大人の仲間入りをするために、全ての若者が突破しなければならない試練。日本だけではなく、世界全体に共通して見られる。

復習

・前近代の人間形成の特徴を、学校の教育と比較してまとめておこう。
・「学校」で行われる教育の特徴をまとめておこう。

予習

・「イニシエーション」について、具体的な例を調べよう。
・イニシエーションと現代の「成人式」との違いを考えてみよう。