「日々随想」カテゴリーアーカイブ

【教育学でポン!?】2023年11月17日

なんと金曜日の授業がなくなっている。
【本日の歩数】1882歩■引きこもり。

ICT

■子どものゲーム・ネット依存 脳に影響も?保護者は葛藤…親子のルールづくりが重要に【長野】(abn長野朝日放送)
理屈としてはもちろん子どもの主体性を尊重しながらルール作りをするのが一番なのですが、現実的にはとても難しい。

不登校

■東近江市長の「フリースクール否定」発言 「子どものために」隣の市の25歳は動いた(京都新聞)
市長の発言は、志を持って熱心に活動する人に冷や水を浴びせかけるようなものでしたから、黙っていられないでしょう。

学校間接続

■上智、立教大学レベルでも急ぐ高校とのパイプ拡充、その背景にある「危機感」 結びつきが強い系列校化ではなく、協定締結の「高大連携」が広がっている理由(JB Press)
アメリカ型のAO入試にはならず、こういう形での高大接続に進むことを、文科省は想定していたか。

学校

■「探究学習」で実践!高校生のイノベーティブな発想を育む先端カリキュラムとは(DIAMOND online)
良い付箋ツールはグループワークを活性化させます。

■PTAはほんとうに必要?…「事実上の強制加入・教室のカーテン洗濯まで肩代わり」「保護者の声を学校や行政に届ける役割」(讀賣新聞オンライン)
一方で新自由主義が地域社会の共通基盤を破壊し、もう一方で強制的にassociationを維持しようとするのだから、むちゃくちゃになります。地域全体で子育てを担うという明確なポリシーを打ち出せるかどうかがポイントです。

■感情力と社会性を育てるSEL教材、小学校でモデル授業を初実践(こどもとIT)
いわゆる「非認知能力」を伸ばすという触れ込みの教材でした。

■廃校が生む〝地域のにぎわい〟 用途さまざま…京都府福知山市(日本農業新聞)
実はこういうところから新しい学校の姿が見えてきたりするか。廃校でできるなら、今稼働している学校でもできるはずなのです。

高等教育

■国立大学法人法の改正案、衆院委で可決 大学自治尊重など付帯決議も(毎日新聞)
20世紀後半からのなし崩しの大学改革によって、良いか悪いかは別として、もういわゆるフンボルト理念は影も形もありません。

幼児教育

■こども誰でも通園制度(仮称) 試行的事業の利用時間は上限10時間…こども家庭庁 初の全国共通の仕組み(YomiDr.)
ニーズがあるのは分かっていました。しかし保育士の待遇改善が伴わないと現場が混乱するだけに終わります。

教育全般(国内)

■「進研ゼミ」が自治体の学校外教育サービス助成事業への対応開始 専用ページの設置により自治体ごとの個別対応をオンライン上で完結 大阪市「習い事・塾代助成事業」、千葉県南房総市「学校外教育サービス利用助成事業」からスタート(PR TIMES)
税金を狙った事業展開。

■「あしなが育英会」支援を受け夢を追う高校生 困窮家庭増え支援の申請急増…資金面の課題も【大分】(TOSオンライン)
本来なら公教育の範囲内での公的支援で回るのが理想的ですが、現状は民間の好意に頼るしかありません。

【教育学でポン!?】2023年11月16日

卒業研究の指導が進みました。
【本日の歩数】5419歩■自宅と学校を往復。

働き方改革

■部活動の地域移行 今後の課題は講師・備品・会場にかかる費用負担 北九州市(FBS福岡放送)
■部活動問題解消へ、新組合を結成 福岡市立中の教員有志(共同通信)
なるほど、地域倶楽部が引退した3年生の受け皿にもなるのは気がつきませんでした。

ICT

■学習用タブレット端末、家庭でも注意を 動画の長時間視聴 熊本市教委「適正使用を」【いま、学校は】(熊本日日新聞)
まあ仮に動画視聴時間を制限したところで、そういう傾向の子どもが抱える本質的な課題から別の問題を起こす可能性が増えるだけです。表面的な問題解決を急ぐのではなく、何が大切かを見極めるべき時間帯です。

■Classi、ベネッセ、トモノカイの3社連携で立命館守山高校にAI活用の放課後プログラム(こどもとIT)
教育産業も新しい段階に入りました。新しい時代に対応できなかったり付加価値を生み出せない企業が潰れていくのでしょう。

不登校

■教員とギャップも?過去最多の「不登校」保護者が考える“学校を休むようになったきっかけ”調査結果が公開(LASISA)
なるほど、先生が辛いと子どもも辛くなると。

■不登校者30万人の現実、“第3の居場所” フリースクールで学ぶ「社会を生き抜く力」とは?(CHUKYO TV NewsWEB)
勉強面で不安なことは分かりますが、しかし無理矢理に学校に行ったとしても、授業が分からないまま座っているだけです。同じ「分からない」なら、まずは時間を有意義に使った方がいい。

学校間接続

■高校入試の追試、月経での体調不良も対象に 文科省が各教委に通知へ(朝日新聞DIGITAL)
まあ、そもそも一発学力試験をやめればこういう問題も起きないわけですが。

学校

■「宮一」待望の新校舎 “探究科”は新教室で「カップル長続きの秘訣」を白熱議論 仙台(tbc東北放送)
高校生らしい探求テーマと言えば言えないことはないけれども、ツッコミどころばかりでどうしたらいいのか。

■全国学力調査 平均下回る 指導力向上へ“教員対象の授業”〈宮城・登米市〉(仙台放送)
事前対策という形の「ズル」をしている自治体が平均点を押し上げているだけなので、気にすることはないかと。そしてそういうザル調査を続けている文科省に問題があるので、現場の教員にしわ寄せが行くのはあらゆる意味で間違っています。

幼児教育

■元保育園園長、保育士お悩み解決サイト開発 全国で700人超登録(毎日新聞)
試しに覗いてみたところ、有効に活用されているような印象です。学生にも紹介してみようかな。
▼ホイクタス

教育全般(国内)

■「勉強できない子は机でわかる」東大生断言のワケ 人間は怠ける生き物、だからこそ環境作りが大事(東洋経済ONLINE)
タイトルがちょっと不適切でしょうか。前半は「教えることがいちばんの勉強になる」という話でした。

【教育学でポン!?】2023年11月15日

3年ゼミもだんだん煮詰まってきました。
【本日の歩数】9601歩■自宅と学校を往復。

働き方改革

■「やっぱり日本で教師は無理だよ。こんなブラックなのは無理だよ」やる気に満ちた大学生が教育実習で絶望 専門家「法を変えるのが一番(ABEMA TIMES)
まったくです。しかし一方で冷徹に数字を眺めると、新卒学生の教員志望はさほど減っておらず、既卒の就職数が急激に減っているのが実際の姿だったりします。

ICT

■STEAM教育の実践者インタビュー「数式で絵を描く授業」が課題解決能力をはぐくむ(AERA dot.)
楽しそう。元気が出るレポート記事でした。

校則

■一方的に決められていた校則、生徒たちが見直し議論…「服装」「交際」など(讀賣新聞オンライン)
いいですね。一過性の流行に終わらせず、風土として定着させたいものです。

インクルーシブ教育

■特別支援学校で“校内コンビニ”がオープン「将来の職業生活に経験活用を」 知的障害のある生徒が仕入れから販売まで実施 千葉・市川市(TBSテレビ)
自立支援のための工夫ということでしょうか。

不登校

■鎌倉市の不登校特例校、全国初「分校型」に 教員手厚く、25年開校(朝日新聞DIGITAL)
正式には名称は「学びの多様化学校」に変わっていますね。

■フリースクール相談会に応募殺到→急きょ会場変更 神戸市、関心高く(朝日新聞DIGITAL)
需要の高まりに対し、情報が行き渡っていない様子です。

■不登校のきっかけ、最多は「先生」 文科省調査と違う結果に 滋賀(毎日新聞)
そうなるでしょうね。

高等教育

■女子大現役教員・萱野稔人が聞く、先細る女子大の未来 「総合職就職をアピールできれば存続は可能」専門家が解説(ニッポン放送)
教育の本質とは関係ないところで勝負しようということですかね。

幼児教育

■【4歳までに始めると特に効果あり】子どもの自発性を育てよう!具体的な自発性の伸ばし方3選を解説(Yahoo!JAPANニュース)
まあ、思うようにいかないのが子育てというものではありますが。

教育全般(国内)

■受験は「戦争」なのか 都市と田園生活の学びとは(Wedge ONLINE)
まさに。

【教育学でポン!?】2023年11月14日

会議がありましたが、その後の雑談の方が情報量が多かった気がしました。
【本日の歩数】6759歩■自宅と学校を往復。

働き方改革

■灘・ハーバード大卒の26歳芦屋市長が「まずは教員の働き方改革」と語る理由 髙島崚輔が教育大綱で掲げる「ちょうどの学び」(education×ICT)
筋の通った明快なビジョンのもと、エネルギッシュに活動している様子です。成果に期待しましょう。

■「中学・高校で3割の教職員が月80時間超の勤務」教職員の働き方改革は「先生がやりがいをもって働き続けられる環境を」宮城(tbc東北放送)
「人を増やす」とは言ってくれない。

ICT

■Google、Jamboardを2024年12月末までに段階的終了。教育機関が求められる対応は?(こどもとIT)
これは困った。私も対策を立てないと。

■離島の小規模高校が連携し遠隔授業 成果と今後の課題か《長崎》(NiB長崎国際テレビ)
テクノロジーを有効に活用しつつ、既存の学校の形を脱皮していくことで光が見えるかもしれません。

学校

■入試では興味・探究心が重要に《郡山市に中高一貫校誕生・後編》答えを深掘りして知識を広げる(福島テレビ)
本来は学校の「総合的な学習の時間」で伸ばす力ですよ。

■子どもが毎日使い、災害時は避難所にもなる。「学校トイレ」が“だれでも”安心して使える場所に進化中(All About)
まだまだ道のりは長そうです。

■N高とS高、2024年4月から通学コースを全国68カ所31都道府県に拡大(こどもとIT)
急激に伸びているようですね。

高等教育

■学問の自由脅かす…国立大法改正案に反対集会 15日委員会採決か(毎日新聞)
組織のガバナンスは大事ですが、教育の本質とは関わらない話です。教育の本質を見失ってガバナンスを強化するのは本末転倒です。

幼児教育

■「潜在保育士」を「補助者」雇用で復職後押し、こども家庭庁が来年度から補助金…人手不足の解消狙う(讀賣新聞オンライン)
さて、狙い通りにいくか。

■保育所が委託費5400万円不正受給…川崎市の法人に市が返還請求(讀賣新聞オンライン)
しわ寄せは現場の保育士と子どもたちにいきます。

【教育学でポン!?】2023年11月13日

実習巡回は自宅から徒歩で行ってきました。
【本日の歩数】14455歩■由緒ある神社に実習巡回。

働き方改革

■深刻な“教員不足“…問題解決の一手となるか「ペーパーティーチャー」掘り起こしへ 高まる期待と求められる改革(仙台放送)
■忙しすぎる学校の先生 働き方の見直しを宮城県と各市町村が意見交換(khb東日本放送)
根本的な問題(正教員数)に手をつけるつもりがない以上、小手先で何とかしなければいけないわけです。

ICT

■マイクロソフトが開発する教師向けAIアシスタント「Shiksha copilot」(ZDNET)
業務改善に対するAIの効果は、私も実感しています。これからも知恵が蓄積されていくでしょう。

学校間接続

■「家庭教師は大学生よりやはりプロがいい?」 中学受験の専門家が「そうとは言えない」と指摘する理由 矢萩&きょうこの「偏差値にとらわれない」中学受験相談室(AERA dot.)
子どもの個性に合うかどうかが一番ということのようでした。たぶんそうでしょう。

学校

■自分で小学校を設立!北海道で“夢物語”に挑んだ元教師に、約7,000万円の寄付が集まった理由(はたわらワイド)
元気が出る夢のある話でした。今後の成果にも期待しましょう。

■「学校指定を減らして」「上履きと体育館シューズ、必要?」との声も…靴にはお金をかけない傾向に警鐘(All About)
何事も前例に囚われず合理的に考えていくことが大切な昨今、教育学において「上履き」が語られることはまったくありませんが、実は重要なテーマなのでした。

■統合する中学校の新校名が決定 上杉鷹山公の「為せば成る」思いを大切に「南成」「北成」「東成」中学校に(山形・米沢市)(テレビユー山形)
市をあげて心機一転。

■リアルな社会情勢を反映…小学校でボードゲームを使った金融教育 十六FGが“モノポリー”をベースに開発(東海テレビ)
■“自分の街が洪水” ゲームで危険性学ぶ 近くを北上川が流れる中学校<岩手・盛岡市>(岩手めんこいテレビ)
単に座って聞くよりも、参加するほうが理解が深まります。

教育全般(国内)

■AI時代に求められる“右脳”構想力を身につける教育 大切なのは子供の「質問する力」を伸ばすこと(マネーポストWEB)
まあ、30年くらい前から言われていることです。

■育児能力は「性差なし」 子育ての留意点で指針案 こども家庭庁(時事通信)
深く考えるまでもなく、性差よりも個人差の方が決定的な要因でしょう。

■「休職で教育訓練」最大で賃金8割給付 厚労省が学び直し支援案(毎日新聞)
学び直しがしやすい社会にするためには、教育界だけの努力では如何ともしがたいので、社会全体で後押ししていっていただきたいものです。