【教育学でポン!?】2025年2月22日

個人的な研究が進みました。
【本日の歩数】7496歩■東池袋を一周。

ICT

■デジタル教科書で日本人はバカになる?脳科学が証明、タブレット&キーボードで「分かった気になる」子どもが増える(JB Press)
■デジタル教科書でZ世代の英語力が激落ち!リスニングには便利でも語学で重要な「構造化」に不向き(JB Press)
「記憶力」を伸ばしたいのであれば、デジタルどころか、文字による記録すらやめさせるのが一番いいに決まっています。「文字の文化と声の文化」に関する洞察が欠けているような印象です。

インクルーシブ教育

■注目される「インクルーシブ教育」重度の知的障がいと自閉症がある生徒、戸惑いながらも理解を深めていくクラスメイトの成長の記録…卒業後も続く絆―障がいで子どもを分けずともに学ぶ意義とは(北海道ニュース)
教員やクラスメイトなどの理解を背景に効果が上がった事例の紹介記事でしたが、リソース不足についてはやはり指摘されています。

学校

■“高校授業料無償化”全国で実現か 自公と維新週明けにも合意へ 先行する大阪では公立“閉校”の危機も(関西テレビ)
末冨先生のコメントもありましたが、確かに「質」に関する議論が皆無なのは問題です。

■少子化により小中学校の再編を審議した答申案が静岡・伊東市の教育長に提出(静岡朝日テレビ)
数字的には統廃合やむなしとしても、議論は丁寧に進めないと禍根を残します。

■統廃合で消えゆく校歌、歌い継ぐ…合唱・冊子・ユーチューブ配信「地域の魅力再発見のきっかけに」(讀賣新聞)
記事内でも言及されていますが、校歌には法的根拠がなく、どうして定着したのか不思議な学校文化の一つです。教職課程ではまったく扱いません。

高等教育

■加速する短大離れに抗って鹿児島県立短大という「枠組み」で貢献求めた有識者委員会 魅力創出へ座長が語った取り組むべき未来(南日本新聞)
歯切れの悪い苦しい結論のように見受けますが、日本全体が抱える問題の縮図のような気もします。

■【新入生が知っておきたいキャンパスの闇】大学内で窃盗・盗撮・マルチ商法がはびこっている実態 イメージ悪化を恐れ大学の対応は及び腰、「自衛するしかない」の声も(マネーポストWEB)
「教育機関」という建前と「サービス業」という実態が絡まって、毅然とした態度が取れない。

教育全般(国内)

■IQ71〜84「境界知能=悪」じゃない 偏見と生きづらさに悩む当事者たちにEXIT兼近大樹「個人個人で見るべき。ラベリングはいい面もマイナス面もすごく大きい」(ABEMA TIMES)
仮にIQが低かったとしても前近代社会では問題にならなかったことが、近代の資本主義社会では問題として浮かび上がってきます。ということは、社会の方の問題です。

■【創刊100周年『小学一年生』一世紀の歩み】1972年には発行部数128万部、ゲームも漫画の“学習の種”に 少子化が進む今も「読者の関心事や心配事に向き合う」誌面づくり(マネーポストWEB)
■【ピッカピカの~いっちねんせい】創刊100周年の『小学一年生』CM誕生秘話「ビデオ撮影」が生み出した“ほのぼの感” 最大のピンチは「凍てついた試写会場」(マネーポストWEB)
■【『小学一年生』創刊100周年】世相や流行を反映した「ふろく」の舞台裏 紙工作から始まり近年は「おかいものレジ」「おかし いっぱい じはんき」が話題に(マネーポストWEB)
子どもの発達段階が標準化される「学校化社会」と、新中間層のライフスタイルが全国的に標準化する「消費社会化」が掛け合わさったところで成立した文化という印象です。