【教育学でポン!?】2022年2月10日

雪は積もっていないけど、冷たい雨を避けて引きこもり。
【本日の歩数】1641歩■一歩も家の外に出なかったけど、VRでボクシングをしたらカウンターが回った。

不登校

■長期欠席する小中学生が、約29万人に。国や社会が、子どものためにできることは?(今村久美)
本質的には「学校という制度」そのものが賞味期限切れに近づいていることを示す現象でしょうが、本質的な問題解決は残念ながらしばらく期待できないので、目の前の子どもたちの力になろうと思ったら、現実的には対症療法的に頑張るしかありません。一方で、教育学の専門家には「本質的な問題解決」の道を模索する使命があります。ヒントは「歴史」にあると考えます。

■“子どもを1人も死なせない名古屋予算” 河村たかし市長肝いり「校内フリースクール」設置(CBCnews ※動画あり)
広島県に前例はあります。記事だけでは具体的な運用の形が見えないのでどれくらい効果がありそうか専門的な判断は保留しますが、一般的には、教室に入れない子どもにとってはありがたい場所になります。

学校

■新学習指導要領の「3観点」正しい評価3つの方法 「明確」にすべき点を整理すればメリット多し(education×ICT)
記事にあるとおり、評価を考える時に重要なのは「妥当性と信頼性」です。学習評価に限らず、料理の評価やお笑いの評価もそうです。たとえばM1グランプリの審査が炎上することがありますが、それは「妥当性と信頼性」に問題があるからです。

■恐竜王国の県立大に国内初の「恐竜学部」…博物館の隣に27億円余りで新キャンパス(讀賣新聞オンライン)
学科ではなく学部というところ。恐竜という題材に取り組むためには、確かに領域横断的な知識と教養が必要ではあります。

教育全般(国内)

■PTAの委員会制を廃止「ボランティア制」の現実味 大人が楽しく子どもに必要な活動を行う組織へ(education×ICT)
記事にあるように「教職員と保護者、地域が共に子どもたちを育てていく」という目的を見失わなければ、結果的にPTAが存続しようが廃止しようが、みんな幸せになりやすいです。逆に、たとえば仮にPTA廃止そのものが目的となって話が進むと、結局なにも変わらないでしょう。

■若者の投票率低迷に風穴を開ける能條桃子の正体 18歳選挙権導入で学校でも始まる「主権者教育」(education×ICT)
とても大事な活動をしてくれていますが、本来は公教育が担うべき仕事だと思うと、忸怩たる思いが湧いてきます。

■「なんで勉強せなあかんねん!」 弟の問いに中学生だった長男・菅田将暉が出した答え(PHPオンライン衆知)
記事が言うように、親が働いているところを見せるのは、おそらくとても大切です。職住分離の現代社会では、親が働いている姿を一度も目にしたことのない子どもたちがたくさんいます。

教育全般(海外)

■小学校での「性的指向の議論禁止」法案、フロリダ州で可決の見通し 米政府は非難(BCC NEWS)
大局的に見ればアメリカの分断を象徴する事案ですが、教育制度的に見ると、学校(公共性)に対して家庭(私事性)の優位を担保しようとするアメリカ的リベラリズムの伝統が反映しているようにも見えます。