【教育学でポン!?】2021年3月3日

仕事が一段落したかと思ったら、次の課題が浮き彫りになります。まあ、しっかり頑張ったからこそ課題が明確になったのだ、と前向きに捉えていきましょう>自分。

文部科学省

■全国的な学力調査のCBT化検討ワーキンググループ(第7回)議事要旨(文部科学省)
いきなり「悉皆は諦めない」とあって、脱力します。「諦めない」とか、そういう問題ではないと思いました。「指導資料」にするという趣旨であれば、文科省が全国一律に調査をするより、各学校に評価の内容と手法を任せるのが「個別最適」だろうと思いました。悉皆にすると、絶対に「指導資料」では収まらず、必ず不毛な「競争」が発生します。

プログラミング教育・ICT

■生徒も教師も実社会とICTでつながり、自身をアップデートし続けられる学校へ(こどもとIT)
試行錯誤の過程も分かって、おもしろい記事でした。

■教室とオンライン、いずれの場所でも学生が快適に受講できる「ハイフレックス型授業」のポイントとは?(EdTechZine)
■ハイフレックス型授業の課題「板書」と「ディスカッション」の対応策を考える(EdTechZine)
私個人はハイフレックス型授業を行ったことはありません。とても大変そうな印象ばかりありますが、機材さえ揃えればけっこうできたりするんでしょうかね。記事では今後積極的な意義を持つとのことですので、いちど試してみようかな。

■大学生の新たな「学び」のカタチ 南阿蘇村へ農村留学【熊本】(テレビ熊本 ※映像があります)
実は教員の方も「どこからでも授業ができる」ということに気がつきました。金沢文庫や足利学校や弘道館から授業ができないか、本気で検討していたりします。

教育全般(国内)

■「ひな祭り」に考えたい 子どもの「しつけ」と「体罰」の境界線~民法「懲戒権」の見直し(竹内豊)
文字数の関係もあって表面的なところに触れているだけでしたが、まずは入り口としては良いのでしょうか。本質的には「子どもの権利条約」の理念を踏まえて考えるべき問題です。子どもの権利条約に批准した後も時代遅れな国内法の整備に取り組まなかったのが本質的な問題だと思います。

■なぜチャイムが鳴らないのか 元校長の思い紙芝居で伝える 宮城(tbc東北放送 ※映像があります)
東京家政大学もチャイムが鳴らないのですが、終了時間を過ぎて教員が気づかずに授業を続けていると、学生の方が文房具を片付け始めてカチャカチャ音を鳴らしてアピールするので、気がつきます。

■堀越高に校則「男女交際禁止」について取材申し込み、返ってきた答えは(女子SPA!)
これからは、校則の内容がどうこうというよりも、制定や改廃に学生が関われるかどうかという「民主的手続き」がポイントになるのではないでしょうか。

■『子ども食堂』に助成金 ふくしま未来研究会 運営団体などに一律20万円(福島テレビ)
■コロナに直面「子ども食堂」の試み 「宅食」で地域と共に子育て(広島ニュースTSS ※映像があります)
かつて子育てとは家庭が行うものではなく、地域全体が担ってきたものでした。「子ども食堂」には、その伝統がかすかに引き継がれている感じがします。

■小田原・小学校35人学級 1年前倒し(カナロコ)
お金のある自治体とそうでない自治体との間に差が広がっていきます。そして臨時採用の扱いがどうなるのか、引き続き注目していきましょう。

■統合控えた能代工業高校で“最後の卒業式”(ABS秋田放送 ※えいぞうがあります)
■144年の歴史に幕 徳光小学校で閉校式(MBS南日本放送 ※映像があります)
■最後の卒業式 富山赤十字看護専門学校…126年の歴史に幕(富山テレビ ※映像があります)
どんどん学校が減っていきます。少子化で統廃合されるところもあれば、時代のニーズの変化が直撃するところもあります。

教育全般(海外)

■拉致された少女が恐怖体験語る ナイジェリアで不明の279人、無事解放(REUTERS ※映像があります)
まずは無事でよかったのですが、今後も続くのでしょうか。問題の根は深いのですが、我々としてはまず現実を直視するところから始めなければいけません。

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