【教育学でポン!?】2020年12月30日

前例のなかった激動の一年が終わります。来年はどっちだ!?

オンライン授業・ICT

■N高「投資教育」が高校生にもたらす絶大な価値 子どもが実社会への扉を開くきっかけに(education×ICT)
単に投資家としての資質を鍛えるのではなく、「労働力を売買する」ということの本質に迫ってもらえればありがたいですね。

■プログラミング「理解ない先生」の巻き込み方 カギは「教員コミュニティー形成」と「振り返り」(education×ICT)
かつて学校は社会の中でいちばん進んでいる場所だったのに、高度経済成長で逆転されて、最も遅れている場所になってしまいましたね。GIGAスクール構想によって、どれだけ社会との差を縮められるでしょうか。「児童の反応の共有」は、とても良い観点だと思いました。

教育全般(国内)

■【2020年を振り返る】教育不信と教育依存が高まったか(妹尾昌俊)
大枠は御指摘通りだと思うのですが、その結果として「教育の商品化」がより一層進行して、課金ゲームの性格が強まり、「格差」が拡大しているように思います。

■9月入学騒動はいまどうなっているのか―2020年の政治災害を振り返る(末冨芳)
地に足の着いた話で、勉強になります。当初はこの問題にたいする私個人の見識も低く、地に足が着いていなかったのは確かでありました。反省。とはいえ、4月入学しか選択肢がないというのは大人の側の都合でしかないことには変わりありません。ですので理想的には「いつでもどこでも入学できる」のが良いという気持ちも変わりないところですし、「入学・卒業時期の柔軟化」という筋道にはそこそこ納得するところですが、しかしこういう個性尊重の発想が新自由主義の思いつきと共振しやすいということにも注意しなければならないところなのです。いやはや。

■日本人がデンマーク式「大人の学校」で学ぶ理由 北海道東川町で挑戦する日本型「人生の学校」(東洋経済ONLINE)
「何もしない時間」、とても大事。

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