【教育学でポン!?】2020年12月27日

永青文庫で開催中の「新・明智光秀論―細川と明智 信長を支えた武将たち―」を観てきました。信長・秀吉・家康が光秀と藤孝に出した書簡がずらりと展示されていて、まさに圧巻でした。肥後細川家伝来の蘭奢待も展示されていて、ちょっとテンション上がりました。
ちなみに展示全体の方向性として、「本能寺の変」の原因を経済制度史的な観点から解釈していて、社会経済制度史的な歴史学の考え方を学んでいる私からすれば納得感はそこそこあるのだけれども、世間的にはどんなものか。

文部科学省

■StuDX Style GIGAスクール構想を浸透させ学びを豊かに変革していくカタチ(文部科学省)
■StuDX Styleについて(文部科学省)
■文部科学省、1人1台端末の活用事例を発信する「StuDX Style」開設(教育とICT Online)
なるほど、活用しましょう。個人的にはさしあたって、まず大学の教職課程の「教育方法論」から切り出されるらしい「ICT機器の活用」1単位の中で使えるな、などと思いました。

オンライン授業・ICT

■「プログラミングが得意な子」の意外な共通点 子の思考力は親の知ろうとする努力で伸びる(東洋経済ONLINE)
私自身は小学校6年生(1985年)の時にPC-8001で作ったゲームのプログラムを『マイコンBASICマガジン』に載せてもらったりしているので、胸を張って主張する資格があると思うから言うのですが、子どもがやりたいことを勝手にさせておけば、勝手に伸びます。

■【教育×デジタル】進みはじめた教科書のデジタル化、その課題と責任(前屋毅)
ちょっと言っていることが分かりません。デジタル教科書にすれば、ダウンロードしたりクラウドを活用したりして、印刷代も輸送費も必要なくなって、むしろ経費は激減するし、世界の森林資源にも優しいと思うのです。CD-Rom等のメディアで配付しようなどと馬鹿なことを考えていると、おかしなことになります。また「視力など健康面の懸念」については、実は明治時代に「紙の教科書」を使用する時にもさんざん言われていて、そして科学的には何の決着も見ないに関わらず、なしくずしに使用されて、実際に近視が激増しているわけです。視力のことを言いだしたら、デジタルどころか紙の教科書も禁止です。

■71,000台のWindows環境が始まる北九州市、ICT先進校が考える1人1台の活用とは――福岡県北九州市立高見中学校レポート(こどもとIT)
「しょせんは文房具」という意識があれば、うまくいきそうですね。

教育全般(国内)

■やさしい字幕プロジェクト ボランティア募集(eboard)
■文字の⽀援が必要な⼦のための「やさしい字幕プロジェクト」が在宅ボランティア募集(Forbes)
社会全体で子どもたちを応援していく、とても大切な取組みです。本当は公教育の枠内で「公助」として取り組むべきところ、人々の善意を頼る「共助」としてなんとか成り立っている例でしょうか。そして「やさしい日本語」という形も含めて「新しい公共性」(新自由主義の言うNPとは違う)がこういう形で立ちあがっていくのかもしれません。

■一般入試組との学力差は? 「慶応義塾大学」のAO入試合格はどのくらい難しいのか(ulm)
こういう「AO入試がダメ」なことを前提としている文章は、数年後には「過渡期」のものとして一顧だにされなくなるのでしょう。

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