【教育学でポン!?】2020年3月11日

2011年3.11は、退院の2日後でした。肺に影が見つかって、入院して精密検査をした結果、悪性ではないと分かって、欣喜雀躍して退院した2日後に、東日本大震災でした。家は国道一号線の脇の五階でした。夕方にベランダに出ると、国道一号線を歩いて帰る人の群が見えました。品川から4kmくらいのところだったのでまだ皆さん元気な様子でしたが、多摩川を越えるころには厳しいことになっていたのではないかと推測します。教育学的にも、いろいろ考えなければいけない課題がたくさん見つかった日でした。

コロナウイルス

選抜高校野球、初の中止 高野連「無観客」から一転(共同通信)

前代未聞の事態が続きますね。歴史的瞬間を目にしているわけですので、しっかり多面的に状況を把握したいところです。いつまで続くか見当はつきませんが。
さておき、高校野球は、教育の論理が市場の論理に侵食されている分かりやすい例ではあります。高校野球が止められないように、スマホも止められないわけです。

安倍総理の“一斉休校”に現場の悲鳴 学童保育が“クルーズ船化”するリスク(デイリー新潮)

こっちの記事では総理大臣が叩かれていますが。

危機管理のプロが安倍首相の休校要請は正しいと主張する理由(MAG2NEWS)

こっちの記事では総理大臣を叩く人が叩かれています。小川氏は湾岸戦争の時にテレビでよく見ましたね。

教育全般

幼児へのプログラミング教育は本当に必要? 「優れたプログラマー」に育てるために、もっと重要なこと(WIRED)

優れたプログラマーに育てるためにもっと重要なことは、おそらく若い親への啓蒙です。うちの学生が「自分の子どもにやらせたい習い事」について議論していて、いろいろ挙がったうちに「プログラミング」がなかったので、「世界中で流行しているのに、どうしてないのか?」と訪ねたところ、「オタクにしたくない」という返答を得ました。良いことか悪いことかは別として、こういう空気がある環境では、優れたプログラマーは育ちにくいでしょう。

あなたの母校はありますか 2000年以降、徳島県内の小学校は99校が消滅(徳島新聞)

私の母校の中学校は既にありません。ともかく、こういう記事を見ると、「学校」というものが「単なる勉強の場所」ではないと観念されていることがよく分かります。