【ゲーム攻略】日替わり内室―無課金でも強くなれる考え方

目次

はじめに

(2022年7/15更新:戦馬と神兵の武器庫)
 『日替わり内室』というパラメータ・ゲームの攻略に関する思考を書き連ねるページです。ただし初心者向けの案内ではありません。上位を目指すべく、ルールを熟知し、戦略を構想するための、個人的な備忘録として書いています。

▼基礎データはこちら(※スプレッドシートが開きます)。
▼「科挙問題」まとめはこちら。(しばらく実施されていません。評判が悪くて、廃止されましたかね?)

基本的な考え方

数学的思考の重要性

 数学的センスのある人が強いゲームでしょう。数学的思考は細々としたイベントの勝利に直結しますが、さらに重要なのは中長期的な戦略を立てる上で先の展開が見えることです。数学的センスがない人は、仮に目先のイベントを金の力で勝てたとしても、中長期的には必ず失速します。
 具体的には、このゲームの大半は「パラメーター交換」の積み重ねで成立しているので、「単位量あたり」の概念があると、個々のイベントの消化効率が非常に良くなります。「結合・分配法則」を理解していると、門客を集団として把握して全体像を思い描くことができます。そして「関数」の概念を身につけていると、パラメーター交換比率を把握して効果的にイベントを消化したり、また門客の成長の見通しを的確に立てることができたりして、めきめき強くなります。さらに言えば、「微分・積分」の考え方を身につけていると、顕在力と潜在力の全体的なバランスを最適化することができ、効率的にプレイを進められるでしょう。


ルールを発見・認識する力の重要性

 ルールをいち早く理解し、問題の所在を認識し、要点を掴むことのできる人は強くなります。短期的には個々のイベントにおいて効果的に資源を投入することができますし、長期的には資源や人材の最適化を図ることができます。逆にルールを認識する力の弱い人は、目の前のミッションだけに目を奪われ、資源を無駄に浪費するだけで、目標達成は覚束ないでしょう。

ソフトスキルの重要性

 また、教育学や心理学の世界で「ソフトスキル」と呼ばれている技能を持っていると、強くなります。中でも「計画力」と「忍耐力」および「柔軟性」は極めて重要です。
 最初のうちは行き当たりばったりでもそこそこ強くなれますが、序盤の終わりあたりから計画性に優れた人が伸びていくようになります。場当たり的に進めてきたプレイヤーは、最終的には「詰んだ」という状態に陥り、「やり直したい」と思うことになるでしょうが、後の祭りです。
 また仮に計画を立てたとしても、それを粘り強く遂行する力は極めて重要になります。心理学では「マシュマロ・チェック」と呼ばれる有名な実験がありますが、まさにそれと同じで、目の前に美味しそうなマシュマロがあったとしても、それを未来の利益のためにスルーできる力が重要です。目の前の利益にすぐ飛びつくプレイヤーは、仮に個々のイベントで散発的に勝利したとしても、中長期的には必ず失速します。
 そして、仮に計画を立てたとしても、状況や条件が変わったときには柔軟に計画を変えることができなければ、必ず失速します。自分一人だけでプレイするゲームではなく、相手がいるゲームです。様々な思惑が絡んで、状況は絶え間なく変化します。その変化に応じて、当初の計画に固執せず、柔軟に対応する姿勢が重要になります。
(ところで、私自身も含め、こういうゲームに金と時間という極めて貴重なリアル資源をつぎ込んでいる人は、基本的にソフトスキルは低いと思われるので、人生について真剣に考える時間を確保したほうがいいのかもしれませんね…)

社会性・コミュニケーション力

 このゲームは、おそらく想像する以上に「ソーシャル・ゲーム」です。社会性やコミュニケーション能力に乏しいと、不利益が極めて大きいでしょう。単に連盟に所属することにメリットがあるというだけでなく、社交性が高いプレイヤーが有利になり、敵を多く作るような性格のプレイヤーは不利になるようにできています。裏表がある人間は、最終的には没落していくでしょう。特に連盟の盟主にはかなりのコミュニケーション量が求められることになります。

金の力

 お金をたくさん使う人のほうが、圧倒的に有利なのは間違いありません。しかし無課金でも、しっかり頭を使えば、考えなしのVIP7程度となら互角に戦えます。逆に言えば、お金をたくさん使っても、頭を使わない人は勝てません。


見通しの立て方

 戦争論の原則どおり、「戦略レベル/戦術レベル/戦闘レベル」に物事を分割すると、見通しが立てやすくなるでしょう。

戦略レベル(目標)

 いちばん大局的(月単位)に物事の見通しを立てるのが、戦略的な観点です。最終的に自分がどうしたいか、つまり目的や目標が根本的な課題となります。もちろん単に美人を集めたいというのでも、いいでしょう。連盟内でワイワイやりたい、というのもいいでしょう。そういう場合は、特にきめ細かい戦略的思考は必要ありません。楽しく遊べばよいでしょう。
 しかし、もしも強くなりたいというのであれば、大局的な見地に立って、適切に目標を立て、見通しを立てるのがよいでしょう。戦略的な観点がないと、勝利は覚束ないでしょう。具体的には、「どの門客を育てない(=温存する)か」の判断がいちばん重要になってくるはずです。たくさんの門客に見境なく資源を投下するプレイヤーは、決まって弱いのです。

戦術レベル(手段)

 目標を達成するためには、適切な手段を採用しなければなりません。適切な手段を採用し、資源の効果的な投資先を判断するのが戦術レベルの課題になります。具体的には、育てるべき門客を効果的に成長させることが課題となるところです。このイベントで育成するべき門客は誰か、そして投下する資源は巻物なのか銀両なのか薬なのか。この判断が適切にできるだけでかなり強くなります。

戦闘レベル(状況判断)

 資源を確保するためには、目の前の課題を着実に解決していくことが必要となります。直面する課題を効率的に解決するために適切な判断を下すのが、戦闘レベルの問題となります。具体的には、イベントで上位入賞するための判断や、そもそも「イベント競争に参入するかしないか」の状況判断が課題となります。

戦略/戦術/戦闘レベルの関係

 戦争論の常識通り、戦略の失敗を戦術で取り返すことはできませんし、戦術の失敗を戦闘で取り返すことはできません。どれだけ目先のイベントで上位に入ったとしても、戦術レベルや戦略レベルで間違えたプレイヤーは最終的に必ず没落します。
 逆に、戦闘レベルで優位に立つと戦術レベルの目標を実現しやすく、戦術レベルの目標を実現できると戦略レベルの目的の実現に近づきます。それぞれのレベルで最適な思考と判断を下すことが重要になります。

門客の育て方(個人)

アイテム

 丹薬を投入すると、門客のステータスが上がります。最終的には誤差程度の話になりますが、序盤では極めて貴重な資源であることに間違いありません。なるべく効果的な投資を考えたいものです。
 着目すべきポイントは、アイテムにも美人や突破の効果が及ぶことです。であれば、たとえば武力薬は、美人や突破による武力アップ率が高い門客に集中して与えるのが効率が良いわけです。逆に、たくさんの門客に満遍なくアイテムを投入していると、成長は著しく遅くなります。

資質とレベル

 門客のステータスは、資質とレベルの関数になっています。
 レベルを上げると権勢が上がります。資質を上げても権勢が上がります。「権勢」というものを、下図のように、レベルと資質を掛け合わせた「面積」として理解できると、権勢の全体像をイメージしやすくなるでしょう。権勢が増えて強くなるということは、つまり「面積が増える」ということです。
 さらに言えば、権勢を面積として把握することで、関数や微分積分の概念を適用することができ、戦略立案に役立たせることができます。どうすれば狙ったタイミングで面積を極大化できるかという数学の問題に翻訳して考えることができるわけです。単に一人の門客の「面積」を最大化するだけなら関数は特に必要ありませんが、全ての門客を合わせた「面積」を限られた資源でいかに極大化できるかどうかを考える時に、関数の概念が極めて有効です。

 そしてレベルと権勢は両方共に上限が設定されています。が、注目すべき重要ポイントは、レベルのほうが先に律速段階を迎えるということです。レベルは、上位陣が律速段階を迎えて上げられなくなっているうちに、下位陣が追いついてきて、そのうちみんな同じになります。したがって、ライバルに差をつけるためにより重要なのは、資質のほうになります。資質はどんどん上げた方が良いですが、レベルはむしろ「上がらないよう」に気をつけた方がいいでしょう。

レベルを上げるのに必要な銀両

 レベルを上げるために必要な銀両は、レベルを変数とした三次関数で表わすことができます。そして重要なポイントは、レベル200とレベル350で係数が変わることです。分かりやすく言うと、レベル200までは簡単に上げられますが、レベル200から必要な銀両が格段に増えて、レベルを上げにくくなります。同様にレベル350から必要な銀両が格段に増えます。序盤では銀両は貴重な資源なので、無駄にせず、効果的な投資を心がけたいところです。
とはいえ、権勢1億に近づく頃には、銀両が余りはじめて、必要銀両を考える必要はなくなっていきます。
 ちなみにレベル350から400に上げるためには約1000億銀両、レベル400から450に上げるためには約1兆銀両かかります。普通にプレイしていれば問題なく溜まりますが、消費イベント等で調子に乗ってうっかり欠乏させないように注意しましょう。

レベルによる権勢上昇率

 門客のレベルを上げると、権勢が上がります。上がり方の法則は厳密には分かりませんが、二次関数の近似値でかなり近いところまで表現できます。

1資質あたり権勢=0.1024*レベル^21.3143*レベル203.71

 資質合計600の門客がレベル400になると、だいたい権勢値960万くらいになるな、という見当がつきます(美人補正などがない場合)。
 であれば、同じ方程式を使って考えましょう。仮に資質合計600の門客がいた場合、レベル350からレベル400に上げると、権勢上昇値は230万程度です。ところが同じ門客を温存しておいて、一気にレベル1からレベル400に上げると、上昇値が960万になるわけです(銀両は900億以上かかりますが)。
 つまり、レベルが上がってしまった門客は、ポテンシャルが食いつぶされて、権勢上昇にあまり貢献できなくなるわけです。レベルを上げるということは、単に強くなるということではなく、むしろ「ポテンシャルを食い潰すこと」だということは押さえておいた方がいいでしょう。無闇矢鱈にレベルを上げまくると、詰みます。

資質による権勢上昇

 さて一方、上記の方程式から、資質を上げる場合には、レベルが低い門客よりもレベルが高い門客のほうが効率が良いことが分かります。資質を10上げるとしても、レベル100の門客は権勢値が1万程度しか上がらないのに対し、レベル400の門客なら16万上がります。
 しかしだからといって、無闇矢鱈とレベルが高い門客だけに資質資源を投入すればよいというほど、物事は単純ではありません。考えるべき問題は、「抜擢アイテム」が手に入りにくいことにより、レベルを上げられる門客とタイミングが制限されているということです。いったんレベル400になってしまったら、それ以上レベルを上げることは極めて困難になります。つまり銀両資源を投入する先がなくなってしまうわけです。これが「詰み」という状態です。
 逆に言えば、資質を上げることは「ポテンシャルを高めておくこと」であると理解しておいた方がいいでしょう。資質を上げてポテンシャルを高めておき、時期を見計らってレベルを上げて権勢値を顕在化させ、勝利するという見通しを持つと、計画を立てやすいでしょう。

門客の育て方(集団)

 門客を平均的に育てるのは最悪でしょう。闘技でも議事院でも勝てず、成長が著しく遅れます。門客の個性に応じて役割を分担しながら、「選択と集中」を徹底することが大事です。(ただし内府が実装されたために、全ての門客をある程度は育てておく必要が生じるようになりました。)

 では、どの門客を育てるべきなのかというと、実は中期的に見れば、どの門客を育てても、結果はさほど変わりません。初期条件がそれぞれ違ってはいますが、最終的には誤差に過ぎなくなります。好きな門客を育てればよいでしょう。
 ただし、本気で一位を目指そうとするときは、「どの門客を育てるか」ではなく、「どの門客を育てずに温存しておくか」を考えることが極めて重要になってくるでしょう。やたらめったらステータスを上げても、勝利には結びつきません。

 どの門客を育てたり温存するべきかについては、ゲームの進み具合によって基本的な考え方そのものを大きく変える必要があります。

エース・レギュラー・一軍・二軍

 どの門客を育てるべきかは、「エース/レギュラー/一軍/二軍」で分類しておくと分かりやすいかと思います。

 エースは、最序盤で全体ステータスをリードする役割と、権勢上昇イベントで一位を狙うために温存しておいて一気に爆発する役割と、大きく分かれます。武力・知力・政治・魅力それぞれ☆5書籍を持っているオールマイティ門客が理想的ではあります。課金組なら、最序盤は范蠡が適任です。無課金組は、実は元芳が使いやすいのではないかと思います(対応美人とセットで考える)。

 レギュラーは、「太学」に通わせる門客です。課金か無課金か(さらに内府の発展具合)で太学の席数は変わってくるでしょうが、最大で14名の門客を派遣できます。太学で獲得できる書籍経験値10を軽視するプレイヤーは、きっと勝てません。このレギュラーをどの門客にするかで、全体的な構想が大きく変わってきます。おそらく最終的には、レギュラーの多くは突破門客になっているのではないかと思います。

 一軍は、「議事院」に登壇させる門客で、5人×7日で35人です。議事院で勝つと書籍経験値150×5人と政績1500を獲得できます。全勝なら一ヶ月で書籍経験値600×5人になります。太学と合わせると、2000ほどになります。一軍がコンスタントに議事院で勝利を重ねられるようになれば、全体的な成長も極めて早くなります。逆にいえば、議事院で勝てるように一軍を構成するよう、知恵を働かせるべきところです。特定の武将にステータスを集中させるのではなく、適切に役割分担できるかどうかがポイントとなります。

 二軍は、議事院にも登壇させられず、書籍経験値がほとんど上がっていかない門客です。ほとんど存在価値はないように思えますが、実は最終盤で「詰み」が見えた時に、残っていて良かったということになるでしょう。資質が低いままレベルが上がっちゃっていると、あまり活躍できませんが。できればレベルが低いまま、機会を見つけてぼちぼち資質を上げておきたいところです。

闘技と内府のトレードオフに関する考え方

 どの門客を育てるべきかを考えるときに判断が難しいのは、「闘技」と「内府」で利益が相反するからです。具体的には、闘技で効率よい勝利を目指そうとすると、一部の門客を集中して育てるほうが圧倒的に効率が良くなります。しかし逆に、内府のレベルを上げるためには、全ての門客を満遍なく育てた方が得をします。闘技と内府は、両立しないのです。
 どちらを優先すべきか(つまり門客を満遍なく育てるべきか、一部だけを育てるべきかの判断)は、考えるべき要素が複雑すぎて、簡単には答えが出ません。しかしともかく、「論理的に両立しない」ということを前提とした上で全体的な戦略を立てていかないと、迷いが出て中途半端になってしまいます。

最序盤

 スタートダッシュを決めて優位に立つと、後々とても楽になります。全体的なステータスを上げることを目指し、優秀な門客を優先して、ひたすら効果的に資質とレベルを上げる段階です。効率の悪い門客に投資してしまうと、スタートダッシュに失敗します。対応美人との組み合わせも考えるべき要素となります。聚賢閣が実装されて、さらに加速度を上げたロケットスタートができるようになりました。

序盤

※重要視するべき資源=銀両
 議事院に行けるようになる頃、最序盤から序盤戦へと移ります。
 門客の資質を上げるためには書籍経験値が必要となります。この書籍経験値を効果的に獲得したプレイヤーが有利になります。書籍経験値を効果的に獲得するには、「議事院」での勝利が極めて効果的です。よって、門客の育成も、「議事院での勝利」を優先するべきということになります。
※特にお金で巻物が買えない無化金プレイヤーは、議事院での勝利を優先して戦略を立てるのが良いだろうと思います。お金で巻物を買える人には別の戦略がありますが、ここでは扱いません。

 さて、議事院での勝利を優先しようとすると、特定の門客一人に「武力・知力・政治・魅力」を集中させるよりも、特定の部門だけ上げる専門門客を作り、役割を分担させる方が効果的であることが分かります。一週間に7日ある議事院機会のうち、少なくとも4日は優勝を狙えるように門客を組織するのがよいでしょう。
 一方で、銀両資源が極めて貴重な段階でもあります。どこに資源をつぎ込むと最も効率が良いかは、数学的に求めることができます。数学的思考を働かせ、最適な資源配分を実現したプレイヤーが優位に立ちます。銀両1あたり権勢上昇率を考慮に入れて、効率のいい投資をこころがけるのがいいでしょう。無造作に銀両を消費して適当に門客をレベルアップさせる人は、成長がかなり遅くなります。

※図はわかりやすく簡略化したものです。厳密には、武力に特化したレベル250の門客が何人か揃っているはずです。

中盤

※重要視するべき資源=抜擢アイテム
 門客のレベルが350に到達するころ、序盤が終わり、中盤戦に入ります(権勢でいうと、5000万くらいが目安でしょうか)。この段階では、銀両が余り始め、投資効率を考える必要はあまりなくなります。逆に言えば、投資先がなくなり始めるため、無計画に門客を育ててきたプレイヤーは、ここからかなりきつくなるでしょう。
 中盤戦のポイントは「貴重な抜擢アイテムをどの門客に投入すべきか」です。門客をレベル400まで上げる抜擢アイテムは、なかなか手に入りません。極めて貴重なものです。このアイテムをどの門客に投入するかで、全体的な展開がまったく変わってきます。
 最適なのは、勝てるタイミングをしっかり見極めて、ここまで温存してきた門客に一気に資源を集中することです。序盤戦で活躍した門客は、いったんお休みです。レベル400は一人しか作れませんし、一人で十分です。この一人がいかに活躍できるかどうかが勝利のための決定的なポイントになります。

※もちろんスーパーエースを別に用意しないで、これまで活躍してきたエースや一軍に資源を投入するのも選択肢の一つです。ただしレベル350から400に上げるので、爆発力に欠けます。レベル400を3人くらい用意する必要があるでしょう。
※中盤は、基本的に、この繰り返しになります。無闇矢鱈にレベルを上げるのではなく、狙いと見通しを持って、計画的に、時期を捉えて的確にレベルアップさせることが大切です。有力門客のポテンシャルを食いつぶさず、上手に温存して、順番にエースとして登板させていくと、長く戦えます。
※数学的な「結合分配法則」を理解していると、門客を集団として扱うことができ、さらに明瞭に見通しを立てられるようになります。

終盤

※重要視するべき資源=抜擢アイテム。
 2年もプレイすれば、御賞に抜擢され、レベル450に届く門客も出てくることでしょう。この段階に至ったら、中途半端に王爵を作ることは極めて愚かなことになります。王爵など目もくれず、ひたすら抜擢アイテムを貯めに貯めて、じっとガマンして使わず、ひたすら御賞ができるまで待ちましょう。御賞は、3か月に1人できます。もちろん巻物など資質アイテムは、御賞抜擢候補にのみ集中投下しましょう。他のザコ門客に資源を投下するのは、何の意味もありません。ガマンして御賞を作ったプレイヤーが強くなり、ガマンできずに王爵を作りまくったプレイヤーは弱くなります。

最終盤

※重要視するべき資源=レベルが低い門客の資質
 全ての門客のレベルが上がりきった時、終盤が終わり、最終盤に入ります。
 ここまでの展開を見通していたプレイヤーは、きっと「成長の余地」を残していることでしょう。成長の余地が失われた時、どれだけステータスが高くても、ゲームは「詰み」です。成長の余地を残しながら、それでも全体的に伸びていくことができるかどうか、ここで数学的思考(特に関数と微分積分)が大きな力を発揮します。
※無課金組は、元宝を貯めておいて(40000~80000)、このタイミングで新しい門客を買うという見通しを立てておくのが良いかもしれません。逆に、このタイミング以外では、無課金組が新しい門客を買う意味はほとんどありません。タダで来てくれる門客(特に突破)で頑張りましょう。課金勢は、まあ、どんどん新しい門客を買えばよいでしょう。



書籍強化論

 門客を強くするには、レベルを上げることよりも、資質を上げる方が重要です。なぜなら、レベルの成長のほうが先に頭打ちして、他のプレイヤーとの差がつかないからです。他のプレイヤーに差をつけるには、頭打ちが遅い資質の方が重要になります。
資質を上げるには、書籍を強化しなければなりません。書籍を強化する方法には、いくつかあります。効率的に書籍を強化できるかどうかが、戦術的に重要なポイントとなります。

書籍巻物

 書籍巻物に成功すると、書籍のレベルが上がり、門客の資質が上がります。しかし失敗する可能性もあります。成功確率は、公式には
☆1:100%
☆2:50%
☆3:33%
☆4:25%
☆5:20%
☆6:20%
 となっております。期待値を計算すると、☆1~☆5までは全て「1」です。巻物が100本あったら、☆1に使おうが☆5に使おうが、資質が100上がるだろうことを期待できます。
 着目すべきポイントは、☆6の期待値が「1.2」というところです。つまり巻物を使うなら、☆6が最もお得です。
 ただしここに大変な秘密が隠されているのではないかと疑っています。というのは、実際の巻物上昇値が、公式発表とはおそらく異なっているだろうからです。実測したところ、☆5と☆6の成功確率は、実際には「30%」となっている疑いがあります。期待値では1.5ないし1.8です。おそらく、巻物は☆1に使うよりも、☆5に使った方が圧倒的に成長が早くなる(5割増し以上)でしょう。
 見通しを立てるときは、巻物1本あたり資質上昇の期待値1.5で考えます。巻物が100本あれば、資質が150上がるだろうと計算するわけです。

書籍経験

 書籍経験値を貯めると、確実に書籍レベルを上げることができます。書籍経験値を稼ぐには、いくつかの方法があります。

(1)書籍経験パック:一つ消費すると書籍経験値が50アップします。手に入る場所は多く、連盟交換、ミニイベントでのポイント交換、任務クリア、征伐、囚人拷問等で手に入ります。
 見通しを立てるときには、4つで資質1に相当すると計算します。1000個あれば資質が250上がると計算するわけです。

(2)書籍経験ブック:ランダムで門客が書籍経験値を5~1000獲得します。経験上、期待値は1アイテムあたり50を多少上回るくらいですので、長い目で見ると書籍経験パックと同じくらいになるのでしょう。
 どの門客に当たるかが分からないわけですが、弱い門客の資質が上がることは、目先の強さには直結しないものの、長い目で見れば役に立ちますので、ガッカリしないで大丈夫です。

(3)闘技:一回勝利すると経験値が2上がり、さらに3回勝利ごとのボーナスで時々4~12の経験値を得ることができます。40連勝なら100程度の経験値を手に入れられます。闘技を活用することで、効果的に書籍経験値を貯めることができます。そのため、弱い門客を闘技に出場させないように「レベル59」に留めておくという技が広く知られています。鯖内に門客人数が90人を超えてくるようなプレイヤーがいるなら、たぶん何も考えていない弱い人なので、毎日挨拶に伺い、ありがたく経験値をゲットするのもよろしいかと。

(4)太学:3時間学習すると、書籍経験値が10上がります。稀に30ポイント上昇します。計算上は一ヶ月で1500くらいは書籍経験値を貯めることができます。太学席数は元宝を消費して拡大させることができ、士族の手札と王族の手札の特典を加えれば12まで増やせます。内府が実装され、さらに増やせるようになりました。

(5)議事院:議事院で1位を獲得すると、書籍経験値を150獲得することができます。以下、2位は120、3位は100、4位と5位は80、6位以下は60となっています。門客は一週間に一回だけ議事院に参加できます。優勝を重ねれば、一ヶ月で書籍経験値を600稼ぐことができます。弱い門客の資質を上げるには、議事院の活用が効果的です。圧倒的に強い門客が一人いる場合、そこに弱い門客を4人つけて送り出せばよいわけです。

(6)征伐:まれにランダムで書籍経験値を10稼ぐことができます。トータルで見れば、なかなか侮れない量の経験値を稼げます。

(7)その他:他にもいろいろ書籍経験を上げる手段が用意されています。

演武

 演武ポイントを貯めると、書籍巻物を開放することができます。たとえば☆1武力巻物を開放した場合、その巻物を持っている門客すべての書籍レベルが上がります。
 ところが、演武台で蹴ったり蹴られたりすることを繰り返すうち、プレイヤー間に憎悪の念を掻き立て、連盟間の仲が悪化する原因になりがちです。計算すれば、演武ポイントは他の手段(巻物や太学や議事院)と比較してまったく効率が良くないことは容易に分かるはずなのですが、なぜか気合いを入れて取り組むプレイヤーが多いところです。
 演武に大きな意味があるとすれば、「二軍」の資質がじわじわと上がっていくところでしょう。逆に言えば、一軍やエースの能力アップには直結しません。いずれにせよ、オマケと考えるべき要素になります。演武に力を入れなくても、問題なく強くなります。
 以上の考察を踏まえると、他の攻略サイトでは「政績」を上げることが推奨されていますが、かなり疑問です。目先の小さなことに捕らわれている恐れが強いです。「政績」が役に立つ場面は極めて限られています。具体的には演武でしか役に立ちません。しかし上記の通り、強くなることを優先的に考えるのであれば、演武は極めて効率が悪い手段です。「政績」に資源を費やすくらいなら、銀両や糧秣や兵士に換えてイベントで勝利して巻物をゲットする方が良いでしょう。強くなるという本質そっちのけで、蹴った蹴られたで一喜一憂したいのであれば、止めませんけれども。
 何が何でも入ってやると血眼になって頑張るのでもなく、かといって完全に無視するわけでもなく、ログインしたときに演武場を覗いてみて、たまたま入れるところがあったらハナクソでもほじりながら蹴り飛ばし、開催が少ないようだったら演武札を使用して鯖全体に供給する、くらいで丁度いい気がします。演武にこだわるのは、弱いプレイヤーです。

書籍巻物と書籍経験の使い分け

 書籍巻物は、武・知・政・魅のどれを上げるかがあらかじめ指定されており、プレイヤーの方で選択することができません。一方、書籍経験値は、武・知・政・魅のどれにでも対応できます。他のプレイヤーとの差は、書籍経験値をどのステータスに割り振るかで、決まってきます。

ステータス論

 ステータスには4種類あります。武力/知力/政治/魅力には、それぞれ特徴があります。その特徴を活かせるかどうかが、効果的な成長に直結します。

武力

 他のステータスと決定的に違うところは、☆6書籍を持った門客が極めて多いところです。特に五虎将は全員☆6書籍を保有しております。中盤でも、課金門客の范蠡や呂布(衣装追加)や、突破門客の郭嘉や魏忠賢などが揃います。この特徴を活かせるかどうかで、展開が変わってきます。
 考えるポイントは、武力を活かせる連盟争覇戦に派遣できる門客が一ヶ月あたり約12人というところでしょう。そしてこの12人は、そのまま「太学に通わせられるレギュラー」の数に等しいところが注目点でしょう。

知力

 他のステータスと決定的に違うところは、☆6書籍を持った門客を普通は手に入れられないというところです。もちろん課金組は手に入れられますが、無課金組はなかなか配下にできません。で、☆6書籍を持っている門客がいれば書籍巻物はここに集中すればいいことは見えやすいのですが、知力にはそういう特徴がありません。逆に言えば、誰を育ててもまったく変わらないというところでもあります。普通は石田三成が知力担当になるところでしょうが、あえて別の門客を知力担当にしても面白いかもしれません。
 また、知力は序盤では極めて重要ですが、中盤以降には銀両が余り、必要がなくなります。どこで知力への投資を止めるか、タイミングの見極めができると、効果的に権勢全体を上げることができます。だいたい権勢合計5000万あたりが切り替えを考えるタイミングでしょうか。

政治

 他のステータスと決定的に違うところは、☆6書籍を持った門客が課金でしか手に入らないところです。無課金だと、なんとか豊臣秀吉が手に入るかどうかというところでしょう。
 秀吉を入手しない場合(あるいは入手する場合でも)、知力と同じように誰でも良いのか、というと、少し様子が違ってきます。というのは、四大策士や四大奸臣という突破門客が、政治に対して圧倒的に効果的なスキルを保有しているからです。政治担当にするなら、突破門客のうちの誰かが最適なように思います。
 かつての糧秣は、兵士募集や糧秣消費イベントでしか役に立たなかったのですが、馬が実装されて以降は状況が大きく変わりました。政治力ステータスを積極的に上げていく意味が大いにあります。

魅力

 他のステータスと決定的に違うところは、蒲松齢の存在です。無課金で手に入る蒲松齢が、☆6書籍を持っています。無課金組は、もはや何も考慮する必要はなく、魅力巻物は蒲松齢に投入していけばよいでしょう。蒲松齢はさらに魅力☆1書籍も持っており、魅力に関してはステータスが容易に上がりやすい素質を持っています。彼の潜在能力に気がついていないプレイヤーは、あまり強くなれないのではないでしょうか。
 兵士の量は、物語の進行など、重要な要素に関わってきます。積極的に上げていくべきステータスでしょう。

犯人拷問論

 犯人を拷問することで、大量の資源やアイテムを獲得することができます。ただし、物語の進行具合によって、叩き方にコツみたいなものがあります。

物語進行度65話まで

 何も考えずに、とりあえず叩けるだけ叩いていればよいでしょう。

物語進行度65話~130話

 単に叩けるだけ叩いている人は、あまり成長しないだろうと思います。注目すべきポイントは、物語が65話に到達すると、名望値が3250まで溜まるようになることです。というのは、名望値を3250貯めると、9番目の囚人まで叩くことができるようになるのです。
 8番目の囚人と9番目の囚人は、書籍巻物と書籍経験パックを落としてくれます。運によって変わってきますが、多い時には合わせて書籍巻物を5本ほど落としてくれます。この機会を存分に活かしたプレイヤーは、門客ステータスを大幅に伸ばすことができます。
 つまり、名望値が3250溜まるまでは囚人を叩かずに我慢するのが、人より早く成長するコツです。
 間違っても10番目の囚人を叩いてはいけません。一回叩くだけで名望値が100も減ってしまいます。

 ただし判断が難しいのは、5番目の囚人が翡翠の心や真珠の指輪など、美人のステータスを上げるアイテムを落としてくれるところをどう考えるかです。美人のステータスを上げることも、戦闘レベルでは有効な策です。戦術レベルで中期目標をどう定めるかによって、毎回5番目までの囚人を叩き、残りの名望値を貯めていくという考え方もあるでしょう。

物語進行度130話以降

 名望値生産が3250を超えますので、何も考えずに叩けるだけ叩けばいいでしょう。

課金論

 うまい具合に金を吸い取ろうという仕掛けに溢れていますので、運営の策略に乗らないように気をつけましょう。

無課金:0円

 無課金でも知恵と工夫によって存分に戦うことはできます。ただしもちろん、辛いところは多いでしょう。特に、「ランダム御褥」と「訪問」の最大値が3というのが辛いところです。ミニイベントで御褥回数や訪問回数をこなさなければいけないものがたくさんあるのですが、無課金組がコンプリートすることは極めて困難で、楽々クリアしていく課金組とはここでかなり差がつきます。
 とはいえ、敢えて無課金で、知恵と工夫だけで楽しむ道もあるでしょう。序盤は元芳の使い方、中盤以降は突破門客の使い方を工夫すれば、上位に食い込むような戦い方は十分に可能です。何の考えもなしにやってるVIP7程度なら、いとも簡単に抜き去れます。(VIP10と対等に戦うのはほぼ無理ですが、ときどきギャフンと言わせることくらいはできます。)

初回チャージ:60元宝=約120円

 初回チャージで呂布をゲットできるのが大きいでしょう。呂布は武力と魅力が秀でていて、何も考えずに呂布のレベルを上げていけばある程度は強くなります。120円払うだけで圧倒的に有利になりますので、ついつい課金してしまうプレイヤーも多いだろうと予測されるところです。

VIP3:1800元宝=約3,600円

 まず、VIP2で止める理由はあまりありません。どうせならVIP3までいかないと意味がありません。というのは、VIP2で手に入る美人西施は、VIP3で手に入る范蠡がセットでないと、存在意義がないからです。この范蠡は、武/知/政/魅すべてで☆5書籍を所持しており、オールマイティな活躍が期待でき、持っているか持っていないかで格段に差がつきます。ということで、勢いVIP3まで課金してしまうプレイヤーも多いだろうと思います。

VIP4:5000元宝=約10,000円

 VIP4では、呂布と対になる美人貂蝉が手に入ります。呂布の能力を存分に活かすには貂蝉が必要ということで、ついついVIP4まで課金してしまうプレイヤーも多いことだろうと思います。
 ここまでは、パッケージゲームを一本買うことを思えば、許容範囲だろうと思われます。課金をするとしても、10,000円で止めるか、さらに先に行くかが、判断の大きな分かれ目になりそうです。

VIP5:9000元宝=約18,000円

 霍去病という優秀な門客が手に入りますが、存分にパフォーマンスを発揮させるためには対となる美人が必要となり、ついついVIP8まで突入するきっかけになります。

VIP6~VIP7:75,000元宝=約140,000円

 このあたりから冷静になった方がいいと思います。14万円あれば他になにができるか、いろいろ想像してみましょう。
 ともかく、VIP6で止まる理由はあまりありません。というのは、VIP6では美人しか手に入らず、VIP7まで行かないと対になる門客李白が手に入らないからです。

VIP8:180,000元宝=約320,000円

 高スペックのパソコンが買える額です。すでに冷静さを欠いて、後戻りできないところに突入しています。ここまで来たら、必ず勝たなければいけません。

VIP9:450,000元宝=約780,000円

 家族で海外旅行に行ける額になってきます。宝くじが当たった人や株で不労所得がたくさんある人は是非どうぞの領域です。
 ゲームでは極めて強力な門客と美人のセットを手に入れて、圧倒的に有利にはなります。

VIP10:900,000元宝=約1,200,000円

 いよいよ100万円の大台です。車が買えます。きわめて強力な門客と美人が手に入る他、ひそかに凄いのが「王爵抜擢セット」が手に入るところです。

VIP11:1,800,000元宝=約3,200,000円

 そこそこいい車が買える額になってきます。王爵抜擢セットが2つももらえます。

VIP12:4,500,000元宝=約7,800,000万円

 日本人の平均年収を超えましたね。

VIP13:9,000,000元宝=約16,000,000円

 中古のフェラーリなら買えるかな。

VIP14:13,500,000元宝=約24,000,000円

 ゲーム1本作れる額に入ってきます。出資して自分の理想のゲームを作ってしまった方がよい気がします。

士族の手札と王族の手札

 元宝獲得の点でお得なのもありますが、より重要なのは「太学の席増加ボーナス」です。書籍経験値を1,500買うと思って課金するところなのかもしれません。巻物一本が定価600元宝=1,200円であることを考えれば、安いものと言えるわけです。

美人論

 どの美人を育てるかは、そんなに難しい話ではありません。強い門客に対応する美人を育てれば、いちばん効率がいいに決まっています。
 また、門客ステータスそのものを上げるのと、パーセンテージを上げるのと、どちらが効率が高いかは、簡単な不等式で算出することができます。スプレッドシート等で門客ステータスと美人経験値をマメに管理しているような人なら、簡単に比較考量できるでしょう。

イベント論

 各種イベントでアイテムを獲得すると、ゲームを優位に進めることができます。

権勢戦

 アイテムを温存して権勢戦につぎ込むかどうかの判断は、ゲームの進行具合やライバルの状況によって大きく変わるので、一概にこれといった定石のようなものはないだろうと思います。とはいえ、勝つと目標を定めた場合には、効率的な手段を適切に採用しなければなりません。リアルマネーがなくとも、ルールを熟知して、知恵と工夫を凝らせば、無課金でも上位に食い込むことは可能です。

親密戦・魅力戦

 知恵と工夫の戦いというよりは、札束による殴り合いです。リアルマネーが少ない人は参戦せず、20位とか50位を目指すのが無難でしょう。知恵と工夫ではなんともなりません。逆にリアルマネーに自信がある人は、権勢イベントを見過ごして、親密戦でアイテムを稼ぐという荒技が使えるので、羨ましい限りです。
 とはいえ、ここに元宝をつぎ込んでしまうプレイヤーは、あまり強くなれないのではないでしょうか。まあ、権勢で強くなるよりも美人を育てたいというのであれば、まったく問題ありませんけれども。

資質戦

 無課金組がもっとも勝ちやすいのは、このイベントだろうと思います。親密と魅力はお金でアイテムを大量に揃えやすいのですが、資質アイテムはすぐには数を揃えにくいようなシステムになっています。巻物と書籍経験パックを貯められるだけ貯めておいて、勝てないタイミングをスルーして、勝てるタイミングで一気に投入するだけで良いわけです。事前にしっかり準備しておいて、金持ちが対応できないタイミングで勝負に出られるかどうかが勝利の鍵を握っています。
 ちなみにどの門客の資質を挙げるかの判断は極めて重要です。資質戦では権勢を上げないようにレベルの低い門客の資質を上げて、権勢戦でレベルを上げるようにしていけば、一粒で二度美味しいわけです。が、敢えてレベルの高い門客の資質を上げていくケースもあります。状況を見極めて適切な判断を下したいところです。

闘技戦

 個々の戦闘に勝ったとしても、総合的に上位に行けるとは限りません。情報がものをいいます。己を知り敵を知れば百戦危うからず。この言葉がぴったりです。強い場合はライバルを威嚇して反撃の意図自体を封じ込め、弱い場合は攻撃の矢面に立たないように策を講じます。
 具体的には、急いで門客を増やさないように気をつけているプレイヤーは優位に立ちやすいでしょう。うっかり門客を増やすと、ポイントが美味しいので、狙われやすくなってしまいます。

可汗戦

 状況判断が重要なイベントです。刻一刻と状況が変化するなか、適切に状況を把握し、少し先の未来を見通して門客の投資先を判断できるかどうかが問われます。同盟内での連携も重要になってきます。交換所でのアイテム交換レートがたいへん良く、報酬も多いイベントですので、積極的に勝ちに行きたいイベントです。
 可汗の強さはサーバーの強さによって変動しますので、なるべく早く相手の強さの程度を把握するのが良いでしょう。そして、敵のポイントと体力を比較して、「1体力あたりポイント」が高い敵を倒していくと、効果的にポイントを貯めることができます。たとえば「楯兵のポイントが5で体力が800万」だった場合、1体力あたりポイントは6.25×10^-7です。そして「刀兵のポイントが10で体力が4000万」だった場合、1体力あたりポイントは2.5×10^-7です。つまり、刀兵を1人やっつけるくらいなら、同じ攻撃力で楯兵を5人やっつけられて、ポイントを2.5倍稼げるわけです。「1単位あたり量」の概念がない人は、おそらく効果的にポイントを稼ぐことが難しいでしょう。
 そして、サーバー間可汗征伐では、通常攻撃で獲得できるポイントが大幅に減り、最後の一撃で敵を倒した時のポイントが極めて高く設定されています。いかに瀕死の相手を探し出して上手に「最後の一撃」を与えられるかが、勝利の鍵になってきます。

中原侵攻

※しばらく開催されていません。
 無課金勢はギリギリのラインを攻めてはいけません。ゆとりを持って門客を配置しましょう。特に「貼り付き」が不可能なプレイヤーは、十分なゆとりを持って門客を配置しましょう。高い点数を稼ぐメリットよりも、地点を奪われるデメリットのほうが遙かに高くなっています。
 課金組で貼り付きができるプレイヤーは、積極的に勝ちに行っていいでしょう。そういうプレイヤーにとっては、鯖間権勢よりも、こちらのイベントのほうが効率が良いはずです。

同盟戦

 同盟内のコミュニケーション量がものを言います。知恵と工夫次第では、ジャイアントキリングが可能です。狙っていきましょう。

抜擢アイテム論

 最初のうちはなかなか気がつきませんが、最終的に勝利を決定づける大きな要因になるのは、実は抜擢アイテムです。抜擢アイテムを大量に手に入れ、効果的に分配し、適切な時期に投入できたプレイヤーが勝利に近づきます。

必要量

抜擢アイテムは、男爵アイテムを1とすると、必要量は以下のようになっています。
子爵:3
伯爵:3×3=9
侯爵:3×3×4=36
公爵:3×3×4×5=180
王爵:3×3×4×5×6=1080
御賞王爵:3×3×4×5×6×6=6480

 侯爵までは比較的容易に揃えることができますが、公爵を揃えるのにはかなり時間がかかります。そして王爵に至っては月単位で考えなければならないくらい、気が遠くなります。御賞王爵を手に入れられる期間は、三ヶ月を見ておくのが良いでしょう。
 このせいで、多くの門客の成長がレベル350(公爵)で頭打ちになります。逆に言えば、多少成長が遅れているプレイヤーも、長い目で見ればほとんどレベル350に追いつきます。
 長期的な戦略を立てる際には、このルールとその影響が決定的に重要になります。どの門客にどのタイミングで抜擢アイテムを投入するかの判断で、勝つか負けるかが決まってきます。

入手方法

 抜擢アイテムは様々なルートで手に入れることができます。

(1)各種イベント:イベントで上位入賞すると、抜擢アイテムを獲得することができます。最初のうちは巻物や美人アイテムに目を奪われますが、中盤以降は抜擢アイテムの数に目が行きます。

(2)各種ミニイベント:女囚拷問などミニイベントで上位入賞すると、抜擢アイテムを獲得することができます。リアルマネーがものをいうところですが、1セットや2セットは欲しいところです。

(3)雁門関:蛮王討伐でポイントがたまり、抜擢アイテムと交換することができます。毎日叩いて、たくさんゲットしたいところです。

(4)連盟貢献交換:連盟建設やダンジョン等で稼いだポイントを抜擢アイテムに換えることができます。政績アイテムよりも抜擢アイテムを優先する人の方が強くなりやすいだろうと思います。中盤以降は、「旗」を使ってポイントを稼いで抜擢アイテムを入手するという手段も使うようになってきます。

(5)卸問屋:300元宝で1セット買えます。中盤以降、買う人が増えていることでしょう。

(6)その他:連盟任務クリアや各種イベントなど、様々な機会にもらえることがあります。

 これら各種のルートを活用しても、王爵セットを揃える期間は短くて半月、御賞王爵は三ヶ月程度見積もらなければなりません。

パラメーター上昇論

 このゲームは、パラメーターの上昇を競います。パラメーターを上昇させる手段は、大きく分けて2通りあります。
(1)まったくのゼロから生産する。
(2)交換する。

(1)まったくのゼロから生産する

 まったくのゼロから価値を生産するために、いくつかの手段が用意されています。そしてゼロから生産するわけですから、損することは何もありません。あまり深く考えずに押せるボタンを押して様々な手段を漏れなく利用した人は、普通に強くなっていきます。マメな人が地道に強くなるシステムです。
(1)経営(商業・農業・募兵)
(2)訪問(各種資源)
(3)囚人拷問(各種資源)
(4)公務(各種資源と政積)
(5)任務(各種資源)
(6)実績(各種資源)
(7)継嗣(各種ステータス)
(8)闘技(書籍経験値)
(9)雁門関(ポイント)
(10)太学(書籍経験値)
(11)連盟(貢献交換ポイント)
(12)演武(ポイント)
(13)御褥(美人経験値)
(14)群芳会(ポイント)
(15)俸給受領(元宝)
(16)賛辞(元宝)
(17)元宝チャージ

(2)交換する

 「交換」に対する姿勢によって、他のプレイヤーとの差がついていきます。強いか弱いかは、この考え方によって決まります。というのは、「交換」には「レート」というものがあって、この「レート」を効果的に利用できるかどうかで差がついていくからです。

交換(1)元宝

 もちろん一番重要な「交換」は、元宝を何に換えるか、です。どれだけチャージしても、無駄遣いを繰り返していては強くなれません。逆に無課金であっても、元宝の交換を効率よく行なえば着実に強くなります。

 お勧めは、まずは圧倒的に「太学の席」です。元宝の交換によって10まで増やせます(手札や内府によってさらに増やせます)。書籍経験値が確実に貯まるだけでなく、イベントをこなすことで政績も上がりやすくなる上に、「実績」クリアによって序盤で大量に銀両を獲得しやすくなるところが大きなアドバンテージになります。元宝を太学の席に交換しなかった人は、スタートダッシュに弱い上に、日々の成長がかなり遅くなります。

 続いて、継嗣の枠を拡大することも有力です。イベントでの勝利や実績クリアに、すぐに結びつきます。

 そして、新しい門客を呼ぶのに使うのも有力です。普通の門客は40000元宝、強い門客は80000元宝かかるので、無課金組は貯めるのが大変ではあります。とはいえ「40000元宝チャージ」と言われたら実現可能性は0%なのに対し、「40000元宝消費」なら頑張ればなんとかなります。

 交換レートを比較する際には、卸問屋の定価「巻物一本=600元宝」を基準に考えると良いでしょう。巻物一本は「資質期待値が1.5」ですので、「400元宝で資質期待値1」を基準にして比較考量することが可能になります。資質を1上げるのに400元宝以下なら定価よりお得、400元宝以上なら損だと考えるわけです。たとえば具体的に、書籍経験パックであれば、4つで1資質に相当しますので、1つあたり100元宝以下ならお得と考えられるわけです。

交換(2)宴会ポイント

 宴会ポイントを何に換えるとよいかは、定石のようなものはなく、状況によって変わります。また課金か無課金かで、考え方は大きく変わってきます。が、考え方の基礎は固めておいた方がよいでしょう。
 たとえば「戦闘志願書」の価値は、後半に行けば行くほど極めて高くなります。これが200ポイントという格安値で交換できることに気がついているプレイヤーは、かなり強くなるのではないでしょうか。
 序盤では、政績アイテムが価値が高いように思います。
 「演武札」の価値をどう考えるかは、所属するサーバーの状況によって大きく変わりそうです。
 課金組なら、体力丸薬はかなりお勧めです。イベントクリアに使えて、他のアイテムをゲットするための素材となります。(無課金組は、体力丸薬を使っても訪問回数が3回しか増えないので、さほど嬉しくありません。)
 あと密かに「門客巻物の欠片」は侮れません。一つ250ポイントなので、巻物ひとつに合成するためには合計1000ポイント必要です。卸問屋で600元宝で買えるものが1000ポイントなので、一目には割高に思えます。しかし考えるべきポイントは、宴会で実際に自分が使っている元宝そのものはそんなに多くないというところです。
 そしていろいろなことを総合的に考えると、宴会での交換を「元宝更新」することは、大いにアリだったりします。特に戦闘志願書や体力丸薬を大量に必要とするプレイスタイルの場合は、毎日10~20元宝を消費して「元宝更新」するのは、かなりお得でしょう。

交換(3)連盟ポイント

 連盟ポイントを何に換えるとよいかについても、定石のようなものはなく、状況によって変わります。
 が、「抜擢アイテム」が手に入ることが極めて重要であることは認識しておいてよいでしょう。ちなみに宴会ポイントで手に入る「戦闘志願書」の価値が高くなるのは、連盟ポイントで「抜擢アイテム」が手に入るからに他なりません。具体的には、たとえば宴会ポイント200で戦闘志願書を手に入れ、連盟ダンジョンで高武力門客を復活させて連盟ポイントを1200ポイント稼げば、それを抜擢アイテムに換えて男爵抜擢アイテムを4セット手に入れられます。卸問屋で買うと1200元宝かかるものが、酒場と連盟を経由すれば200ポイントですむわけです。(もちろん門客の武力が高くなった中盤以降でないと使えない技です)

交換(4)雁門関ポイント

 序盤と中盤以降では、考え方が変わってきます。
 序盤は、何も考えずに、すべて抜擢アイテムに換えるべきです。
 しかし中盤以降考えるべきポイントは、5種類のアイテムを全て交換した後に「Lv2経験ブック」が手に入るようになったことです。全部手に入れれば書籍経験値が900くらいにはなるので、侮れません。ぜひ手に入れたいところです。ちなみに、前提条件を突破してLv2経験ブックを全部ゲットするには、ポイントは200,419必要です。計算すれば分かるのですが、2個や3個ゲットするのは極めて割に合わず、200,419ポイントで20個ゲットするのがいちばん効率的です。ということでコストが高すぎるので、どれくらい割がいいかはプレイスタイルを踏まえて考えるべきところでしょう。旗を使ってポイントを嵩上げすることを真剣に検討してもよいかもしれません。
 終盤、雁門関ポイントが順調に溜まるようになってきたら、複雑なことを考えるまでもなく、我慢して数日ぶんのポイントを溜めて、すべてLv2経験ブックに投入すべきです。1日50,000ポイントなら、4日我慢すればゲットできます。一ヶ月あたり7000書籍経験値になると考えれば、結構なものです。

交換(5)競売

 競売でやっていることは、実は銀両をアイテムに換えるという「交換」に他なりません。銀両を直接アイテムに換えられるのはここだけですので、ぜひ有効に活用したいものです。(何に換えるかはプレイヤーは決められませんが)

交換(6)征伐

 征伐でやっていることは、実は兵士をアイテムに換えるという「交換」に他なりません。このシステムを有効活用できると、強くなりやすいのではないでしょうか。

公務論

 公務では(1)政績(2)各種資源(3)丹薬のうち、どれか一つをタダで獲得することができます。どれを選ぶのが一番得なのかについては、おそらく一定の正解というものはなく、発達段階と全体の状況によって変わります。

最序盤

 ゲーム最序盤(開始から3日目あたり、権勢50万以下くらい)では、丹薬>資源>政績の順に優先度が高いように思います。
 政績の優先度が低いのは、この段階では「物語」がサクサクと進行し、政績は比較的簡単に上がっていくからです。公務で政績を上げるまでもなく、従六位くらいまでは問題なく上がれるはずです。よって、公務で政績を上げる意味はさほど高くありません。しかも従九位だと政績上昇度がたったの1ですので、ほとんど意味がありません。政績に換えるとしても、せめて従七位になって上昇度が5になってから考えればよいでしょう。
 そしてこの時点で優先度が高いのは、丹薬だろうと思います。たとえば権勢が5万だったとき、ステータスが1000上がるということは2%も実力がアップするということです。成長率が2%違ってくるということです。全体権勢が低ければ低いときほど、丹薬の意味が重くなります。「散薬」は見送ってもよいでしょうが、丹薬(権勢上昇度1000)と丸薬(権勢上昇度500)は優先して獲得して、成長スピードを上げていった方が効率が良いでしょう。
資源については、まだ全体権勢が低いために、あまり高い効果が期待できません。物語を進めるために兵士だけ獲得して、銀両と糧秣は見送るのも良いかもしれません。

序盤

 ゲーム序盤(正四位あたりまで)では、政績>資源>丹薬の順に優先度が高いように思います。
 まず丹薬の有効度が大きく下がります。というのは、権勢が1000万を超えてくると、丹薬で1000ぽっちを上げた場合の成長率はたかだか0.01%に過ぎません。ほとんど誤差に過ぎず、あまりたいした意味を見出せません。
 いっぽう、政績を上げるといいことがたくさんあります。まずたとえば演武の効率が良くなります。演武はオマケ的要素ではありますが、とはいえ分速64くらいはないとオマケの効果も見込みにくくなります。また、物語が進みにくくなって、物語進行で政績を上げることが難しくなる一方、公務のほうは一回あたり上昇値が10を超えてきて効率が良くなります。
 資源については、ある程度まとまった分量を獲得することができるようになってくるのが考えどころです。資源を獲得することで資源消費イベント等で勝てる目算を立てられる場合があります。また物語を進行させるために兵士を獲得するという考え方もあるでしょう。

中盤以降

 ゲーム中盤(従三位)以降では、資源>政績>丹薬の順に優先度が高いように思います。
 まず丹薬は、0.001%ほどの影響しか与えられず、ほぼ誤差ですので、たいした意味がありません。
 また、次の官位上昇までに必要な政績値があまりにも多すぎて、公務でコツコツ政績を上げることの意義が大幅に失われます。政績を稼ぐのは「議事院での勝利」に期待するのがよいように思います。
 一方、権勢が上昇しているために、公務で獲得できる資源の量はかなり多くなっています。「経営」を一回するよりも、公務で獲得できる資源のほうがかなり多くなります。資源消費イベントで勝利できる見通しがあるのであれば、資源に換えるのが最も効果が高いように思われるわけです。

戦馬論

 競馬で勝つためにも、鯖間戦で勝つためにも、すべての馬を平均的に育てるのは最悪でしょう。「速力/精神/体力/強健」それぞれの担当を決めて、集中して資質もレベルも上げていくのが効果が高いでしょう。
 カンストのLv200にはさほど苦労しなくても上がり、最終的にはすべての馬がLV200になるので、やはり重要なのは資質になります。そして、馬の資質を上げても「資質ランク」に反映されるところはしっかり把握しておくべきでしょう。というのは、だいたい資質ランクが実施された直後に戦馬ランクが実施されることが多いのですが、まず資質ランクの時にレベル1の馬の資質を上げておいて、戦馬ランクに入ったらその馬のレベルを上げることで、一挙両得となります。戦馬ランクの間にレベルの低い馬の資質を上げるのは、極めて大きな機会損失となります。
 またいったん馬のレベルが200に上がってカンストしたら、その馬については戦馬ランクの際に資質を上げても問題ありません。ただどの馬に資源を投入するかでコスパはかなり変わってくるので、投入資源とリターンの関係を把握して、コスパを上げるように心がけると他のボンクラなプレイヤーたちに圧倒的な差をつけることができるでしょう。

ちょっとしたコツと工夫

ギリギリで入賞する

 イベントで上位入賞すると大量にアイテムがもらえるので、ぜひ上位に入りたいものです。ただし毎回大量課金するならともかく、相手があるゲームなので、普通は毎回表彰台に上るなんてことはありません。少ない資源で最大の効果を挙げるように工夫したいものです。
 簡単にできる工夫は、ギリギリで入賞するコツをつかむことです。6位も10位も、もらえるアイテムは変わりません。しかし6位は10位の3倍も資源を費やしていることがあるものです。その分の資源を温存して分散して活用すれば、あと2回10位に入ることができました。6位に一回入るのと同じ資源量で10位に3回入った方がお得です。
 4位ではなく5位、6位ではなく10位、11位ではなく20位、21位ではなく50位というように、ギリギリで入賞するコツを掴んでいると、資源を節約しながらアイテムを大量ゲットすることができます。この積み重ねが中長期的に大きな意味を持ちます。
 相手があるゲームなので、決まったコツがあるわけではありません。共通するポイントがあるとすれば、サーバー内のライバルたちの動きのクセを掴んでおくことでしょうか。入賞を争う相手が締切りギリギリで動くタイプなのか動かないタイプなのかを知っているだけで、勝つ確率はグンとあがります。
 また逆に言うと、「10位を狙ったのに11位になる」とか「50位を狙ったのに51位になる」という展開が最悪です。狙ったポジションは必ずゲットするよう、状況を把握し、ライバルの動きを見極め、計画を立て、着実に遂行し、状況が変化して勝ち目がなくなったら素直に撤退して資源を温存するようにしましょう。

ギリギリでミッションをクリアする

 ミニイベントのミッションをクリアするとアイテムがもらえます。どんどんこなしてアイテムを貯めると勝利に近づきます。たとえば巻物を一定数消費するとアイテムがもらえることがあります。そして、巻物を90本消費しても119本消費しても、もらえるアイテムの数は一緒だったりします。だとしたら消費する巻物は90で止めておいて、余った29本は次のミッションのために温存しておいた方が得ですよね。ギリギリを越えて資源を消費する人は、中長期的に見れば勝てる回数が少なくなっていくでしょう。

 無課金のプレイヤーが課金組とマトモに戦おうとするなら、「ギリギリで入賞する」と「ギリギリでミッションをクリアする」という技を組み合わせて、最小限の資源で最大限のアイテムをゲットするように工夫するしかないでしょう。(実はこういうところで微分積分の基本的な考え方を身につけていると見通しが立ちやすくなったりします。)

明日できることは今日やらない

 イベントが始まってすぐに消化する人は、強くなりにくいでしょう。というのは、このゲームでは複数のイベントが同時進行するケースが多く、ミッションの内容が重複することがあるからです。
 たとえば明日締切りのイベントで公務を100回クリアするミッションがあったとします。このミッションを今日クリアしてしまった後、次の日に別のイベントが始まって、ここでも公務を100回クリアするミッションが生じることがあります。イベントが始まってすぐに消化してしまった人は、後から始まったミッションをクリアするためにはさらに公務を100回、合計200回こなさなければなりません。しかしもしも初日にミッションをクリアしていなかったら、次の日に公務を100回おこなうことで2つのイベントのミッションを同時にクリアできます。すぐやる人が200回分の資源を費すことを、明日に延ばす人は100回で済んでしまうわけです。明日できることは今日やらないことが、資源を無駄にしないコツです。

門客をすぐに増やさない

 門客を増やすことは、いいことばかりではありません。むしろデメリットが多いことを承知しておいた方がいいでしょう。
 まず門客を急いで増やしたとしても、全員は育てられません。デッキの肥やしになるだけです。しかも、「闘技」では門客の多いプレイヤーを全滅させるとポイントをたくさん稼げるため、門客が多いプレイヤーが集中して狙われることになります。育てもしない門客を増やしてしまうと、むしろ闘技で集中的にやられて、嫌な思いをするだけになります。
 また、門客をすぐに呼ばずに温存しておくことには、いくつかのメリットがあります。たとえば「突破門客」は、2人目以降を召還するとバフによって一気にステータスが上がります。具体的には、四大策士であれば一人増えるごとに18.75%のバフがつきます。そして、権勢上昇イベントの時まで温存しておいて、一気に全員揃えて権勢を上げるということができます。たとえば一人の策士の武力ステータスが2000万あったとしたら、そこに新たに3人の策士を呼ぶだけで権勢値が1125万ポイント上昇します。1125万権勢をレベルや資質で上げようとするとかなり大変なのですが、突破門客は召喚するだけでこれだけのパフォーマンスを実現することができます。
 また、門客を温存しておいて、資質イベントの時に召喚するという技もあります。たとえばVIP特典の門客は、すぐに呼ばずに温存しておくことができます。資質イベントの時に召喚すると、召喚した門客の資質がそのまま上昇分に含まれます。VIP7の李白であれば、呼ぶだけで30ポイント資質が上昇します。巻物換算で20本分だけですが、ただデッキの肥やしになるよりはイベント時に召喚する方が効果が高いわけです。

物語にすぐにとりかからない

 どういう順番でイベントをこなしていくかは人それぞれ個性が出るところではあります。が、「物語」には慌てて取りかからず、一日の最後にまとめて消化するのが効率的でしょう。というのは、武力値によって兵士消費量が変わってくるからです。ふつうは、一日の最初よりも最後の方が武力値は高まっているはずです。だとしたら、一日の最後に物語に取りかかった方が、兵士の損耗を抑えることができるわけです。

ミニイベントを重視する

 通常は画面の右上の方に「イベント」というボタンがあります。このイベントの消化率が高いプレイヤーほど効果的に強くなっているはずです。メインのイベントでは相手がいるために、なかなか自分の思うようにはなりません。が、右上のミニイベントであれば、自分が完全にコントロールできます。どのタイミングでどの資源を消費するかなど、完全に計画を立てることができます。このミニイベントで獲得できるアイテムを計画的にゲットしていくことで、着実に強くなることができます。総合権勢が10億を超えるあたりから、このミニイベントのアイテムを残らず回収することが可能になってきます。この機会を活かしたプレイヤーはどんどん強くなるでしょう。
 相手がいるメインイベントで躍起になって無計画に資源を消耗しても、あまりいいことはないかもしれません。

演武で熱くならない

 演武で蹴った蹴られたを繰り返しているうちに、特定のプレイヤーに狙われていると勘違いして、サーバーチャットで愚痴をこぼしているプレイヤーをみかけることがあります。勘違いの上に非常にみっともないので、やめたほうがいいでしょう。特定のプレイヤーに蹴られがちなのは事実ですが、それはその人が敢えて狙ってくるわけではなく、狙っているわけではないのに自然に同じ人を蹴ってしまうという必然的な理由があるからです。
 演武で熱くなっても、強くなれません。むしろ、効率が悪くなる負のスパイラルに落ちるだけでしょう。

太学の席数を増やす

 課金組の場合は、元宝消費イベント等に合わせてさっさと最大値まで増やしてしまうのがいいでしょう。無課金組でも、6くらいまで増やすのはそんなに難しくありません。そして宴会に出るのを我慢して元宝を貯めて、できるだけ速やかに最大値まで増やすことをお勧めします。
 というのは、太学での学習によって、ミニイベントや「実績」で大量の資源やアイテムを獲得することができるからです。ミニイベントでは政績アイテムが手に入り、「実績」からは銀両が手に入ります。特に「実績」から入手できる銀両は、銀両の価値が高い序盤で手に入ることが極めて重要です。
 また日々手に入る書籍経験値やスキル経験値も、大きな効果を発揮します。席数10だとしたら、ボーナス含めて1か月で合計123資質分の経験値をゲットすることになります(門客1人あたり12.3)。
 太学の席を早めに増やした人ほど成長も早くなるでしょう。

神兵の武器庫

 コスパがよいので、積極的に関与したいイベントです。パズル自体は極めて簡単です。少し頭を使える人なら、常に四つ角のいずれかに一番高いレベルの神兵を置いておけばクリアできることに気がつくはずです。ノーミスでレベル11の神兵を作ることが理想ですが、仮にワンミスして一番高いレベルの神兵が隅角からズレてしまっても問題なくクリアできます。2ミスすると苦労しますが、頑張ればクリアできます。
 ただし問題なのは、仮にノーミスであっても、レベル11の神兵を作るためには2^11で2048体力が必要になるという点です。完全無課金の場合、イベント3日間で手に入る体力は、初期値100+1時間あたり24×70時間=1780で、完全に足りておりません。追加資源なしでレベル11神兵を作ることは、算数的に不可能です。
 そこで無課金でも元宝で手に入る焼き鳥と餅を使うことになります。しかし3日通算購入制限限度いっぱいの600元宝(餅×5と焼き鳥×5)を投入して150体力を増加しても、まだ合計1930体力にしかならず、レベル11神兵まで118体力届きません。理論上は、588元宝の焼き鳥をあと6個買えば、レベル11神兵に届きます。しかし現実的には7個必要でしょう。
 そんなわけで、無課金で3日のうちに1回レベル11神兵を作ろうと思ったら、パズルはノーミス前提で、4,716元宝を投入する必要があるという計算になります。レベル11神兵を作れれば巻物が12本手に入り、原価に換算すると7,200元宝なので、得をする計算です。また他にも書籍経験値がたっぷり手に入るので、パズルができる人は元宝投入を検討する価値はあるでしょう。(パズルができない人は、無駄な投資になりますので、元宝を投入するのはやめた方がよいでしょう)

 ちなみに課金して手に入る餅は、
60元宝=50体力
300元宝=150体力
1000元宝=300体力
2000元宝=540体力
5000元宝=940体力
10000元宝=1440体力
20000元宝=1940体力
50000元宝=2440体力
 となっています。つまり10000元宝を課金すれば、レベル11神兵を1日に1回作れるということです。がっぽり書籍経験値を手に入れられるので、他に課金の用事があれば課金を検討してもよいのでしょう。一方、このイベントのためだけに20000元宝以上突っ込む人は、明らかに算数ができていません。

タイトル論

 なんでこんなタイトルつけちゃったかな。