【教育学でポン!?】2020年1月28日

妻と食事中、「兄弟(姉妹)とは何か?」について込み入った話をしました。かつての大家族とふたりっこ革命(落合恵美子)以後の兄弟では様子がそうとう違うのではないかという話になりました。そして2人の人間関係と3人以上のときの人間関係は本質的に違うのではないかという話に発展したところで、お開き。

教育全般

道徳の教科化は形だけ?教科書に透ける“答え” 「意味はあるのか」疑問の声も

文科省は表面上には「考える道徳」を前面に打ち出してはいます。しかし、検定済み道徳教科書は「考える」という内容とは程遠いもので、単に「正解を当てる」ようになっております。学習指導要領の縛りを強めた「教科化」の矛盾が早くも表れておりますが、当局者の狙い通りなのでしょうかね。

佐世保市立小中学校で3学期制復活 2学期導入後、学力調査で不振(毎日新聞)

専門的にも、なかなか気になる記事です。仮に学力が低下したとして、それは本当に二学期制導入が理由なのかどうかなど。

経営危機の「女子校」を一変させた校長の手腕(東洋経済ONLINE)

読み応えのある記事ですので、腰を据えてクリックです。個人的には素直に「すごくがんばってる!」と思いつつ、専門家としては多少なりとも批判的な距離感を保ちつつ検証したいと思います。

小学校の部活動の指導 名古屋市が半数の約130校で外部委託へ 試験実施で教員「負担なくなった」(東海テレビ)

一歩前進ですが、この記事の対象が中学校ではなく「小学校」というところは注意しておきましょう。また部活動支援員のほうに負担のしわ寄せ(金と時間)が行っている可能性も頭の隅に入れておきましょう。

大手・小規模・個別指導…わが子に合うのはどれ? 塾ソムリエに聞く選び方のコツ(EduA)

まずは「塾ソムリエ」という言葉に驚きますが、内容には驚きません。しかし「塾に行かない」という選択肢はまったく考慮されていないですね。

高学歴の貧困、アメリカの実態―大学はブラック企業?貧困にあえぐパートタイム講師たち(LIMO)

日本も酷いですが、アメリカはもっと酷いという記事で。そして日本(なかでも新自由主義の人たち)はこういうアメリカ社会を目標にしているという。

1台27万円? 小中学校に「PCを1人1台」で膨れ上がる予算(NEWSポストセブン)

教育現場にPCを揃えることは、とても重要です。とはいえ、教師を増やすための金はなかなか増やしてくれないのに、PC購入予算は通りましたね。どうしてでしょうか?

先生の育て方、「フラッグシップ大学」が変える(ベネッセ教育情報サイト)

さあ、大学間の格差が広がっていきますよ。まあこういう動き自体は国立大学法人化の時から始まってはいるんですけどね。

センター試験のスマホ不正を茂木健一郎が分析 スマホ依存が生み出す「脳力低下」に衝撃(AERA dot.)

ちなみに私の授業の試験は、スマホ使用はもちろんOKというか、制限時間168時間で、他の人と相談してもいいことにしています。実際に社会に出たら、自分の頭だけで物事を解決する場面なんてほとんどなく、いろんな人に相談しながら物事を進めていける人がいい仕事をするわけですよ。

難関「中高一貫校」中心に空前の大激戦!東京・神奈川「2月1日入試」最新情勢を解説(DIAMOND ONLINE)

子どもも保護者も大変だなあ…。こういう記事を見るたび、中学受験なんか一瞬たりとも考えない時代と環境に育って本当に幸せだったと思うのであした。