【要約と感想】五嶋節『「天才」の育て方』

【要約】自分勝手に子育てしたら、周りが天才とか神童とか言ってくれるような子に育ちました。

【感想】私がこの人の子どもだったら、間違いなく私の才能は無残に潰されていただろうなあ。親子にも相性ってものはきっとあるだろうね。愛情があるなどと言い訳しようが、体罰とかされて育ったら、自分だったら大人になったときに100倍返しするだろうな。まあ、少なめに見積もっても、間違いなくしんどかったと思うわ。しらんけど。

まあ、子育てに迷ってマニュアル本を読みまくって、さらに泥沼にハマっているお母さんにとっては、ひょっとしたらいい本になる可能性はなくはない。そこそこ母親が自分勝手でも、子どもはのびのび育つもんだ。しらんけど。

しかしまあ、科学的に間違っていることが平気で書かれていることは、気にならなくもない。しらんけど。

この本を読むなら、鈴木鎮一の本を併せて読んだ方がいいような気がする。しらんけど。

五嶋節『「天才」の育て方』講談社現代新書、2007年