プログラミング教育のために?「LEGO BOOST」で遊ぶ(1)

レゴ(LEGO) ブーストを買ってきました。LEGOで組み立てるロボットですが、プログラムで動くんです。今後プログラミング教育に使うために、いっちょ触ってみようと思ったわけです。本当だよ。

さっそく箱を開けてパーツを取り出してみますが。

いやあ、なかなかパーツの数が多いです。しかも細かい。
あと、箱の中には組立説明書が入っていません。組み立てやプログラムの説明は、全部ネットを介して行なわれます。遊ぶためにはタブレット(あるいはスマートホン)が必須なので、購入を検討している人はご注意下さい。
ということで、まずはタブレットにアプリをダウンロードします。このアプリが組立説明書とプログラミング機能を兼ねています。

最初はいきなりロボットを作るのではなく、手慣らしに極めて簡単な「車」のようなものを作ります。説明書に従って作っていけば、10分もかからずに完成します。

本体についている緑のボタンを押すと、自動的にタブレットと通信して、コントロールできるようになります。
本体には動力が2つとセンサーが一つ付いています。このあとの動きはすべてこの2つの動力とセンサーによって行なうので、簡単な構造の段階で慣れておくといいかもしれません。

ということで、実際にプログラムを組んで動かしてみました。センサーを遮ると反応して、後ろに移動して回転しながら唸るという動きです。

プログラムでは、センサーの使い方によって様々な起動方法が可能な他、並列処理もできるようになっています。前に進みながらプロペラを回すという動きを並列処理で行なっています。

センサーと並列処理をうまく組み合わせると、様々な動きが可能になりそうですね。

さて、せっかく作った車のようなものですが、解体して、ロボット「バーニー」の作成にかかります。

なかなか細かいパーツが多いのですが、説明書が丁寧に段取りを踏んでいて、そこまで難しくはありません。小学生でも作ることはできそうですが、ちょっと時間はかかるかもしれません。

さて、頭が付いたところで、説明書は一度タブレットと通信するように指示してきました。

なるほど、一つめの動力で頭を動かすわけですね。実はブロックを組み立てながらだと、動力がどこにどのように伝わるのかが分かりにくかったのですが、こうやって実際に動かしてみると動力の使い道が具体的に分かります。

さらに組み立てを続けます。キャタピラがついて、だんだんロボットらしくなってきました。

説明書はここでタブレットとの接続を指示してきます。2つめの動力は、やはりキャタピラを駆動させるようです。

モーターが左右に2つ付いていて、この動きの組み合わせで前進後退・左右回転を行なうようですね。

そして腕が付いて、いよいよ完成です。じゃーん!

なかなかトボけた味わいのロボットではありますが、ところどころにガンダムを思わせるような曲線的なフォルムもあります。

ガンキャノンのように肩に発射装置を背負って、的に当てる遊びもできるようになりました。

ここまで休憩を入れながら作業して、だいたい3時間くらいかかりました。プラモデルを作った経験があったり日頃からタブレットを触っている人なら簡単に作業を進められると思いますが、慣れていないとそこそこ大変かもしれません。

ちなみに腕は付いているのですが、プログラムで動かすことはできません。あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのです。

さて、一通り外側が完成してからが本番です。ここからいよいよプログラミングの技を学習していくことになるわけです。(つづく)