【岡山県岡山市】禁酒會舘が放つ大正浪漫のオーラがすごい

岡山市の繁華街の端っこ、岡山電気軌道の城下駅の交差点からすぐのところに、味わい深い建物がありました。建物名は「禁酒會舘」。

見るからに大正モダンな建物で、タダモノではない雰囲気が出ています。

近くから見上げるとこんな感じ。カッコいい。

入り口の表札?には「岡山禁酒會舘」と「酒害相談所」とありました。今はNPO法人「岡山県禁酒新生会」になっているようです。

一階は喫茶店になっていました。暑い日でしたが、ホットコーヒーが美味しかったです。ガラスケースの中には「禁酒會舘」の歴史を物語る数々の資料が展示されていました。いかに酒が人を不幸にするか、切々と訴えるビラなど、おもしろかったです。でも、喫茶店内は喫煙可で、灰皿も置いてあります。酒はダメでもタバコは大丈夫らしいです。他、手芸品の展示なども行っていたり、古いカメラがたくさんあったり、モダンアートを感じさせる空間になっています。

お店の人に許可をもらってお店の裏側に出ると、中庭ぽくなっています。なかなか他にない珍しい空間です。右側に見える石垣は、岡山城西丸のものでしょうか。石垣に埋まるように禁酒會舘の建物が伸びていっています。

見上げると岡山城西丸西手櫓が見えます。禁酒會舘、すごいロケーションです。そんなわけで、美味しいコーヒーをいただいて禁酒會舘を後にしたのでした。