教育の基礎理論-1

▼短大栄養科 9/19

授業の目的

・本講義は教員免許(栄養教諭)取得に関わる授業であり、特に「教育の理念並びに教育に関する歴史及び思想」と「教育に関する社会的、制度的又は経営的事項」と「児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程」について扱う。
・教育の理念と、代表的な思想家について理解する。
・「子ども」に対する見方の変遷について理解する。
・「発達」に関する理論について理解する。
・「学校」の存在意義について理解する。
・様々な学習理論の基礎を理解する。
・「公教育」の成立過程と意義について理解する。
・「教育基本法」の理念を理解する。
・「学校教育法」の理念と学校制度の仕組みを理解する。
・教育行政の仕組みと「教育委員会」の意義について理解する。

評価

・期末テストと提出課題(全2回予定)によって評価する。
・出席が足りなかった者には受験を認めない。
・出席はmanabaシステムを利用する。スマホを忘れたものは、紙媒体で出席を取るので、授業後すぐに申し出ること。

教育の理念

・そもそも「教育」とは何か?
・「知識」とは、先生から生徒へ一方的に与えられるもの?

古代東洋の教育

・「教」と「育」のあいだ。
・育:母親が子供を出産する姿。母性原理。
・教:占い。宗教的指導者が神意を人々に示す姿。男性原理。
・孔子:B.C.552-B.C.479。古代中国の思想家。母親は儒。
・礼:占いするまでもなく、正しい行動原理を理解することができる。

ソクラテスの教育思想

・ソクラテス:古代ギリシャの思想家。B.C.469-B.C.399。母親は産婆。
・ソクラテスの死:どうして処刑されたのか。
・無知の知:ソクラテスは何も知らない。
・産婆法:何も知らないのに、どうして教えられるのか?
・汝自身を知れ:「知る」とはどういうことか。本当に知らなければいけないものとは何か?
・「外から教え込む」のではなく「内から引き出す」という働きかけ。

復習

・ふだん使っている「教育」という言葉について、それがどういうものか改めて自分の言葉で説明してみよう。
・ソクラテスについて調べておこう。

予習

・「子供」と「大人」の違いについて考えておこう。