▼短大栄養科 5/13
目次
前回のおさらい
・教師になるためには教員免許を取得しなければならない。
・教員免許を取得しただけでは教員になれない。教員採用試験に合格しなければならない。
教師の仕事内容
・大きく分けて、学習指導と生徒指導の二本柱。
学習指導
・教育基本法と学校教育法に基づいて、児童の人間として調和のとれた育成を目指し、生きる力を育む。
*生きる力:現代社会を生き抜くために必要な、知・徳・体のバランスがとれた能力。
*学力:学校教育法第30条で定義されている。(1)基礎・基本(2)活用力(3)主体的に学習する態度
【重要文献】文部科学省『学習指導要領』平成29年
生徒指導
・一人一人の児童生徒の人格を尊重し、個性の伸長を図りながら、社会的資質や行動力を高めるように指導、援助する。集団や社会の一員として自己実現を図っていく大人へと育つよう、促す。
【重要文献】文部科学省『生徒指導提要』平成22年
塾と学校の違い
・単に偏差値を上げればいいのか? 希望の学校に進学できれば良いのか?
・子供が本当に必要としている能力とは、何か?
・「栄養教諭」はどうして必要とされているか?
人格の完成
・人格とは何か?
・「好き」と「愛してる」という言葉の意味の違い。
好き | 愛してる | |
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個性 | 代わりがある | 代わりがない |
タイプ | 言える | 言えない |
数値化 | 表せる | 表せない |
アイデンティティ | 変わる | 変わらない |
様相 | 主観的な感情 | 存在のあり方 |
対象 | モノ(純粋理性) | 人格(実践理性) |
・人格とは、比較できず、束ねられず、代わりがなく、変わらないようなもの。
・モノと人格の違い。
個性
・他のものと交換することができない、なにか。
・それが取り去られたら、私が私でなくなってしまう、なにか。
・「個性を尊重する」とはどういうことか?
・教育者が言ってはならない、個性を否定するような言葉。
・「名前」とは何か?
アイデンティティ
・日本語では「自我同一性」や「存在証明」などと訳されることがある。
・自同律:「A=A」
・「わたし は わたし」
・主語と述語。常に主語であるものにはアイデンティティが成立している。
・「主体性」とは何か。
復習
・『学習指導要領』と『生徒指導提要』を確認しておこう。
・「人格」の意味について、おさらいしておこう。
予習
・「自由」とは何かについて、考えてみよう。